教室からはじまる! 多文化共生の未来
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今年はじまった言語文化コミュニケーション学科では、春期「多文化共生社会」という科目が一年生の必修になりました。植民地主義と戦争の歴史をふまえて「移民のまち」として近代化した大阪の今を知り、多様な文化的背景をもつ人と共に生きる未来をかんがえる科目です。
担当教員がテキストを音読し、講義ノートの提出を課題として、一段落ずつ丁寧な解説を加えることを心がけてきました。しかし学科の半数ちかくが外国籍の留学生で、国際語としての英語そして日本語を学ぶ学生たちです。つまり樟蔭でも特色あるこの学科では、多文化共生の未来を日々「さきどり」した教室になっている(なるしかない!)ということです。
それは教員が一方的に話すだけでは実現しませんから、毎回30分はグループに分かれて輪読(りんどく)の時間をとるようにしてみました。少しずつ代わりばんこに声に出して読む、という「アナログ」な方法です。そうすると、留学生に限らず、日本人でも(ときに教員も汗)読み方の分からない漢字や地名、人名、専門用語が実はたくさんあることに気づかされます。
難しい理由もひとつではなく、知識というよりは、ごく日常的な衣食住、歴史、信仰に至るまで、さまざまな文化・習俗のちがいによることが実感されてきます。そこでお互いに助け合い、やさしい日本語/英語に言い換えて、一つひとつ理解を深めていく様子はほほえましく、この上ない学びの形をみせてもらえたように思います。

画像は、毎回の授業で書いていただいているコミュニケーションカードより、印象的なものをピックアップしてご紹介しています。最終回の授業でも日本人・留学生にかかわらず、これだけ関心をもって取り組んでくれました(履修生のみなさん♪ ありがとうございました)
何もしらないのは恥ずべきことではなく、分かり易く言い換えて伝える・共有することが一番の学びになるものです。児童教育学科や心理学科から参加してくれた他学科履修生も数多く、教員としても試行錯誤のたいへんよい機会になりました。
みなさんも言語・文化・コミュニケーションの学びを通じて、よりよい未来を先輩たちと一緒につくりにきませんか?
(言語文化コミュニケーション学科教務)