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フードスタディコース教員の著書紹介2024

今年は、フードスタディコース教員による著書(共著含む)が3冊刊行されました!


『近代日本牛肉食史ー生産・供給・消費ー』(野間万里子著、吉川弘文館、2024年)
野間准教授(農業経済学)が、ご専門とされる日本の畜産業の歴史をまとめられた本です。日本で牛肉の消費が拡大したのは明治という近代になってからです。欧米文化を受け入れる社会的な流れの背景には、明治以前からあった肉食文化、政府による食生産の体制を変革させる政策、そして帝国日本における戦争を画期とする需要変化など、さまざまな要因があります。それらの複雑な絡み合いを、生産・供給・消費の関係を考察する食システム学からまとめられた学術書です。

 


『入門 食と農の人文学』(湯澤則子・伊丹一浩・藤原辰史共編、ミネルヴァ書房、2024年)
24人の研究者による、24つの食研究が楽しめるお腹いっぱいの教科書です。納豆から昆虫食、お菓子の歴史からマーガリン、台所とトイレから食をテーマにした小説まで、幅広いテーマを通じて、食文化や食経済、食の歴史、そして食が社会に及ぼし、社会が食に及ぼす影響について学べます。野間准教授は近代日本の牛肉食について書かれています。

 


『現代食文化論』(小川聖子・野林厚志共編、建帛社、2024年)
日本の食文化のみならず世界のさまざまな地域の食文化の発展と特徴を、それぞれの料理を紹介しながらまとめた食文化論の教科書です。濵田教授(文化人類学)は、日本の食事情の現状と食に関する地球規模の問題に触れた「第4章 食文化の現在と未来」を担当しています。

大学の授業やオープンキャンパスでは、これら教員による最新の研究成果も紹介していきます!

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