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【助手が語る!健康栄養学科の裏側! vol.10】~運動栄養学実習編~

皆さんこんにちは!
お久しぶりの再登場、運動栄養学研究室の中村です🏃‍♂️

今回は私が所属している研究室名でもある運動栄養学に関する科目の一つ、
「運動栄養学実習」についてご紹介します。

 

この実習は、管理栄養士専攻・食物栄養専攻の両方に開講されている、
学科の中でも珍しい科目です。
しかも選択科目なので、受けるか受けないかは自由に選択できます。

が、「スポーツ栄養に興味がある…」という方には全力で履修をおすすめしています!
その理由もまじえつつ、実習の内容とその裏側を紹介していきます🏃‍♂️🏃‍♂️💨

 

 

まずおすすめポイントその1、
市場に出回っている(≒スポーツ選手が実際に使用している)スポーツフードやサプリメントを試食することができます。

 

日常的に運動を行っていなければ、
このような商品に触れる機会はほとんどありません。
存在自体を知らないもの(特殊な形態のスポーツフードなど)もあったりします。
しかし、スポーツ選手にとってはとても身近なもので、
例えば、練習の後にプロテインを飲む姿をイメージされる方は多いと思います。

 

 

プロテイン以外にも、様々な素材・形態のスポーツフードやサプリメントがあります。

(▲実習で試食したスポーツフード。知っている商品はあるでしょうか?)

 

スポーツ選手の需要に沿って、日々新しい商品が開発されているため、
「こんな商品があるんだ」と知っているだけでも、
スポーツ選手との会話や栄養戦略をたてる際に役立つこと間違いなしです!

 

 

おすすめポイントその2、
事例に基づいた食事計画・調理を行うことができます。

 

これは運動栄養学に限らず言えることですが、
食事提供や献立の提案を行う際は、
ただ栄養素の基準を満たすものを作ればよいというわけではなく、
対象者の特性に合わせて嗜好性をもたせたり、食べやすさを工夫したりする必要があります。

 

特に、運動栄養学分野の特徴として、
対象者に必要なエネルギー・栄養素の量が多いことが挙げられます。
そのため、どうしても食事の量が多くなってしまう傾向にありますが、
スポーツ選手だからといって、みんながみんな食べる量が多いわけではありません。
食が細い選手ももちろんいます。

 

そのような対象者に対して、必要な量のエネルギー・栄養素を摂ってもらうには
どのような工夫をすれば良いのか?(けっこう難しい…)
紙に書いた献立上では分からない量感覚を、実際に作って体感してもらい、
実現可能かどうか考えるのも、実習だからこそできる経験だと思います^^

 

(▲増量期の事例の「間食」です。間食でこの量を食べないといけないのです…!)

 

 

おすすめポイントその3、
単純に、開講されていることが珍しい科目です!笑

 

スポーツ科学系の学部にはあったりしますが、
栄養士・管理栄養士を目指せる学部で、
スポーツ栄養の実習まで開講されている大学は数少ないと思います。

 

かく言う私もスポーツ栄養がきっかけで管理栄養士を志しました(もう10年も前のこと…時の流れは怖いです)が、
自分の大学にもこの科目があればよかったな、と思うほど。
履修できる学生の皆さんがうらやましいくらいです!

 

ちなみに、もちろん講義形式の運動栄養学(こちらも選択科目)もあります。
基礎をしっかり学んだうえで実践に繋げる、
体系的なスポーツ栄養の学びができるところが、他大学にはない樟蔭の魅力の一つです!

 

 

番外編、

実習のその他の様子もちょこっとお見せします!

 

(▲身体活動量の評価を行っています。ジムなどでよく見かけるエアロバイクに乗っています🚲)

 

(▲オリジナルのスポーツドリンクを作りました。学生さんからは「これ商品化できますよ!」なんて声も。)

 

 

今回はあまり裏側をお話していないような気もしますが、
運動栄養学実習の魅力は存分にお伝えできたかと思います!!

 

おもしろそうかも…と思った方、
授業についてもっと詳しく知りたい方、
オープンキャンパスでお待ちしていますので、ぜひ直接お話を聞いてみてください!

 

並行して連載している、
「教員が語る!」、「学生が語る!」シリーズも、合わせて読んでみてくださいね😊

 

 

運動栄養学研究室
中村

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