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【助手が語る!健康栄養学科の裏側! vol.9】~公衆栄養学実習編~

こんにちは!
今回のブログは公衆栄養学研究室の助手、福井が担当します。

 

いきなりですが、皆さんは「公衆栄養学」と聞いてどんなことを想像しますか?
公衆栄養学って何だろう?とこの記事を開けた方もいらっしゃるかと思います。
今回は、公衆栄養学実習で実際に行う内容を、写真とともにご紹介していきます!!

 

これまでのブログで、化学の実験や大量調理の実習など、様々な実験・実習の紹介がありました。そんな実験・実習を経験してきた4年生さんが今まさに、「公衆栄養学実習」を行っています!

こちらは、学生が自分たちで考えた減塩メニューの栄養価計算とポスターの作成をしている様子です!

 

現在、学生さんたちは、自分が「保健所で働く行政の管理栄養士」であるという設定で、“高血圧対策の食育イベント”の企画をしています。

イベントを企画することに最初は皆さん苦戦している様子でしたが、進むにつれて、どんなことをしたら興味を持ってもらえるか、自分だったらどんな内容だと参加したいと感じるか。など、活発に意見を出し合い企画していました。

 

こちらが完成したポスターです!!

 

この実習では、自分たちで実際に食育イベントを企画することで、「保健所で働く行政の管理栄養士」がほかの職種(保健師、産業医など)の方とどのように仕事をしているのか、連携についても学ぶことができます。

 

そして、すべての班の減塩メニューのポスターが完成し、メニューのPRを終えました。
いよいよ最後に投票です!!
自分が一番魅力を感じ、“食べたい”と思うものに投票していきます!

その様子をチラ見せ!

 

この投票までの食育イベントの企画を通して、どんなポスターだと目を引くことができるのか、またみんなが自然と“食べたくなる”ような啓発の工夫などを実践的に学ぶことができます!

 

ここで、最初に言っていた「公衆栄養学」ってなんだろう?について・・・

「公衆栄養学」とは、地域の人々の健康づくりを栄養・食生活から支援する理論と技術を学ぶ科目です。病気にならないように健康づくりすることを「疾病の一次予防」と言います。今回は、「高血圧症」の一次予防の手段の一つとして「減塩」をテーマに誰もが参加できる食育イベントを企画しました。このように公衆栄養学は、多くの人々の今現在の食べ方の課題を見つけ、それを解決するための効果的な事業を企画・立案し、評価まで行う実践的な科学です。

少し難しく感じる方もいるかもしれませんが、日常生活でたくさんの人々が自然に、健康的な食品選択ができるように環境を整えることも、重要な役割です。

 

今回は、そんな公衆栄養学実習での様子を一部ご紹介しました!!

皆さんもぜひ、管理栄養士・栄養士を目指す人達が集まる、この大阪樟蔭女子大学の健康栄養学部で一緒に栄養学について学んでみませんか?
先生方や私たち助手も含め、皆さんのことをお待ちしています!

 

公衆栄養学研究室
福井

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