大学院化粧ファッション学専攻・化粧ファッション学科スペシャル講座 2025

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大学院化粧ファッション学専攻・化粧ファッション学科スペシャル講座 2025

126日(土)、化粧ファッション学科スペシャル講座2025

「大相撲文化と「外国出身力士」の表象」を開催させていただきました。

 

この数年、大相撲の人気が再び高まりを見せています。

そしてしばしば「日本らしさ」の象徴としても語られます。

そこで講座では日本の伝統と言われる大相撲の世界で「外国出身力士」がどのように語れてきたか、なぜそのように語られたのかを皆さまと考えてみました。

 

講座ではまず、大相撲の「日本らしさ」についてお話しました。

髷や和服などの装いだけでなく、鬢付けの香り、拍子木や太鼓の音など、五感を使う「相撲情緒」についてお話しながら、皆さまには、鬢付け油の甘い香りも体験していただきました。

 

 

次に、そういった相撲文化での外国出身力士たちについてお話を進めました。

1960年代後半から90年代にかけて、の外国出身力士と言えば、

アメリカのハワイ出身の力士たちが中心でした。

常夏の島からやって来た巨大で褐色の肌の陽気な力士。

日本の食文化や稽古の厳しさに耐えて、日本の大相撲のコミットしてくれたお相撲さん。

〈日本人〉とは異なる容姿で一見して「外人」と分かるお相撲さんたちは人気者でした。

 

 

さて、2000年代になると、モンゴル出身力士の活躍が目立ってきます。

欧米出身の力士のときとは異なり、彼らの肌の色や体の大きさなどの身体的特徴は語られなくなり、

決め技や振る舞いなどが着目され、〈日本人力士〉との違いは、「品格」という目には見えないものへと変化していきます。

その背景についてR.W.コンネルが示した「男らしさの内部にある権力構造」を紹介しながら

お話しました。

 

 

最後に、生成AIで「日本人がイメージする『外国出身力士』」として作らせた「剛嵐関」を紹介しました。

皆さまの「外国出身力士」のイメージと合っていたでしょうか?

 

質疑の時間では、たくさんの手を上げていただきました。

質問にお応えしながら、私自身も今の大相撲の未来に大いに期待したいと思いました。

ご参加の皆さま、たいへんありがとうございました。

(化粧ファッション学科 川野 佐江子)

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