フードスタディコース「Farm-to-Table」徳島ゆずプロジェクト②
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フードスタディ総合研究(3年生科目)では、2021年度より徳島県那賀郡那賀町を訪問し、「放置ユズ」を主テーマとした農業実習とカフェ実習を実施しています。2泊3日での実習合宿を通じて、フードスタディコースの学びをふりかえりながら、自分たちでも地域貢献ができるということを実感してもらうことを目標としています。
今年も、少子高齢化と過疎化で廃園となってしまった保育園を改修したコミュニティスペース「ヨンロッパ」をベースに、実体験を通じたさまざまな学びを得ることができました。
11月訪問組は、黄色に色付いた「黄ゆず」の収穫を行いました。那賀町で収穫される「木頭ゆず」はその香りの高さで人気もあるブランド品です。一方で、ユズ畑の管理や収穫、加工を担う人々の高齢化による放置ユズ畑が増加しています。
この実習授業はこのような背景から、地域住民を交流しながら、貴重なゆず(無農薬栽培)を次世代につないでゆくことも目的としています。
初日は、事前に草刈りをしてもらっていた耕作放棄地で柚子を収穫。今年は収穫量が少なくなる裏年だったため、しっかり全ての柚子を収穫します。
夜は宿泊地である民泊スペースにて特別郷土食体験。今回は、いつも訪問時に美味しい郷土食を作ってくださる地元の方と楽しい地域間・世代間交流ができました。
2日目は、夏に大学フードキッチンでレシピ開発した、ブランド柚子を贅沢に使ったランチメニューを地元の方々に限定数で提供。自分たちで考えたレシピを実際に食べていただきながら、地域交流、地域貢献をする貴重な体験です。
ランチ提供をしながら、隣の部屋で出荷用のゆず分別や「丸柚子」として出荷できないユズを使って柚子胡椒や柚子酢の加工作業を行いました。
夕方は、この地域に移住された女性たちとの交流会。どのようなライフイベントや出会いが会って移住することになったのかなど、ここでは食文化ではなく女性の人生と生きがいについての話が大変印象的でした。
3日目は薪ストーブや薪ボイラーで暖かかった民泊場所で薪木作りをして終了しました。
今年も、10月と11月の二度にわたる実習を、徳島県南部振興局、那賀町役場、地域交流施設ヨンロッパのご支援のもと無事終えることができました。
今年度も振り返りや改善点を明らかにしながら、来年度につなげていきます。
(濵田信吾)
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