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【教員が語る!専門分野と研究室紹介 vol.3】~臨床栄養学研究室編~

皆さんこんにちは!健康栄養学科です。

教員が語る!シリーズ第3弾は、臨床栄養学研究室の井尻先生です!

 

①研究室名・分野紹介―臨床栄養学とは?

「医療現場における栄養学」のことを言います。患者様は、糖尿病や腎臓病など様々な病気を抱えておられます。その一方で、生活環境や食習慣は十人十色。「この疾患にはこの栄養管理」といった計算式のようなものはなく、患者様一人ひとりの生活に合わせた栄養管理が求められています。食の専門家である管理栄養士だからこそできる栄養管理!ぜひ、大阪樟蔭女子大学でその力を磨いてみませんか。

 

②主な担当科目(専攻|年次)

臨床栄養学B(管理|2年)
臨床栄養学実習A(学内)(管理|3年)
臨床栄養学実習B(学内)(管理|3年)
臨床栄養学(食物|3年)
臨床栄養学実習C(学外)(管理|3.4年)
健康栄養研究(管理|3.4年)

 

③卒業論文で扱っているテーマについて

『地域のクリニックに管理栄養士配置の必要性を啓発するための研究』に取り組んでいます。研究のキーワードとしては、生活習慣病・フレイル・オーラルフレイル・栄養食事指導・クリニック通院患者・高齢者です。
・クリニック通院患者におけるフレイル調査
・クリニック通院患者における口腔機能と食についての調査
・地域在住高齢者における食欲調査

 

④その他学内外での研究や活動について

●大学プロジェクトのひとつであるイキラボチャレンジプロジェクトに属する“Re:Shoinきずなとれいる”のアドバイザーをしています。このチームは、コロナ禍で減少してしまった高齢者の通いの場を復活させるために様々な企画を考案し実施しています!
・NEWスポーツをとおして、通いの場の提供のみならず高齢者同士の絆の復活を試みた「ぼっちゃ大会」。
・コロナ禍で行けなくなってしまった旅行…。もう一度旅行気分を味わってほしいという思いで企画した「国内旅行疑似体験」。
・フレイル(高齢者の虚弱)を学ぶきっかけになるよう一から手作りした「フレイルかるた」。
地域の高齢者のために、学生だからこそできることを模索しながら日々取り組んでいます(https://youtu.be/LGQNyFTs330)。

 

●健康栄養学科のプロジェクトの一つである“コルクプロジェクト”の統括アドバイザーをしています。コルクプロジェクトとは、「学生自らがキャンパスライフの質(QOL)を向上(K)していこうとするプロジェクト」の頭文字をとって名付けられたボランティアグループです(https://www.instagram.com/qolk_project/)。現在、約100名の学生がこのコルクプロジェクトに所属してくれています。メインの活動は高校生や保護者様をおもてなしするオープンキャンパスで、「次は自分達が恩返しをする番!高校生達のためにできることをしたい!」とオープンキャンパスの企画・運営に携わってくれています。また、それ以外にも小チームに分かれて様々な活動を行っています。コルクプロジェクトのメンバーには、人前に立って話をしたり、コミュニケーションをとったりすることが得意なメンバーもいますが、中には「苦手だけど挑戦したい!何か変わるきっかけにしたい!」というメンバーもいます。様々な想いを持ち、学年や専攻も違う仲間とともに活動する日々は「充実」以外の何ものでもありません。

 

●“管理栄養士と開業医がコラボする会”を設立し、“かかりつけ管理栄養士”の普及・啓発に取り組んでいます(https://youtu.be/qcJG2vvtZ_Q)。

 

●“繋がるクリニック管理栄養士(通称つなかん)”を立ち上げ、学生と現役クリニック管理栄養士との交流の場を作っています(https://rd-dr-collabo.com/2023/05/2549/)。

 

⑤栄養士・管理栄養士を目指す高校生(学生)に、この分野の重要性やアピールポイントを教えてください!

「臨床栄養学」「医療分野」と聞くと難しく感じてしまう方も多くいらっしゃると思います。しかし、そんなことはありません!人体×栄養学!テレビやネットの情報にはない、根拠をもって人の役に立てる食の専門家は素晴らしい職業だと思います。

現在、大学教員として学生さんの前に立つ傍ら、地域のクリニックで栄養食事支援を担当しています。時間をかけて患者様のお話を伺い、本当に困っていることを見つけて患者様の人生に伴走していく。その役割を担うのが管理栄養士です。ぜひ、みなさんも大阪樟蔭女子大学で「患者様に寄り添う栄養食事支援」を学び、毎日やりがいを感じながら、世のため人のために奔走する栄養士・管理栄養士を目指しませんか?

一緒に学び合える日を楽しみにしています。

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