DEPART-
MENT NEWS
学科ニュース

ライフプランニング学科教員紹介:野間万里子

みなさんこんにちは。ライフプランニング学科の野間万里子です。

食料・農業経済学が専門で、とくに食生活や畜産の歴史から日本の食と農について考えています。

 

現代日本で生活するわたしたちにとって、牛はお肉やミルクといった食材を提供してくれる存在です。

ですが日本の歴史上長期間にわたって牛は、田畑の耕耘作業や運搬を担い、またその排泄物は肥料になる、という農家にとって重要な生産手段でした。

それが約150年前、明治の文明開化期に牛肉やミルクの提供という新たな役割を担うようになり、約6,70年前からは肉牛・乳牛として存在するようになったのです。

こうした牛の役割の変化がどのように可能だったのか、農家経営や消費、政策などの様々な側面から研究しています。

 

日本はその経済水準の割に食肉消費量が少ない一方で、「Wagyu」として世界的に高評価を得ている高級牛肉を生産しています。おもしろいですよね。

大学での科目としては、「マーケティング論」「消費者行動論」「フードビジネス論」などを担当しています。

ライフプランニング学科には、フードスタディコースとライフデザインコースの2つのコースがありますが、食と経済という2つのコースをつなぐような科目です。

 

上の写真は、私が大学3年生の夏休みに畜産農家で実習をしたときのものです。
この時の経験が、私が食生活や畜産について研究する原体験となっています。

 

大学生という時期は、人生に大きな影響を与える出会いができる大事な時期だと思っています。

 

野間ゼミでは、ゼミ生が見学先候補の決定から事前調べ、見学申し込み、見学後のお礼状までみんなで話し合って食品工場見学をします。

やはり現場に出ていろいろ経験してほしいという思いがあるからです。

ライフプランニング学科で、一緒に学びましょう!

 

(ライフプランニング学科 野間)

関連情報