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オープンキャンパス(6/9)*化粧ファッション学科企画をご紹介☆

 

みなさん、こんにちは。

今回は、6月9日に開催されたオープンキャンパスの企画をお届けします。

 

*オープンキャンパス(6/9)*化粧ファッション学科のガイダンス」はこちらをクリック!!

 

化粧ファッション学科では、ファッション学コースと化粧学コースそして美容コースの3つのコースで構成されています。

 

オープンキャンパスでは、各コースの先生方から様々な企画が実施されています。

今回は、5つの企画の中から「マリー・アントワネットのトータルファッション」

「へアドネーションについて知識を深めよヘう」についてご紹介いたします。

 

ミニ講義「マリー・アントワネットのトータルファッション」

 

服飾美学研究室、水野夏子先生がご担当されました。

 

 

講義では、18世紀ヨーロッパのファッションアイコンとされるマリー・アントワネットを取り上げ、

彼女がまとったドレスを中心に、おしゃれの必須アイテム、ヘアメイクなどを含む

トータルコーディネートについて解説しました。

 

現存品である実物のドレスや扇の写真、当時のヘアメイクを再現した写真、

版画・絵画などのビジュアル資料を活用しながら、

まずは、マリー・アントワネットの、ドレスのスカートが左右方向に張り出したシルエット、

ドレスとのコーディネートに欠かせない扇、白さをアピールするためのメイク、

巨大で人工的なヘアスタイル、を目で見て楽しんでいただきました。

 

そして、「よそおい(装い・粧い)」をトータルでとらえることの面白さをお伝えし、

来場者の皆様と一緒に、“美”とは何か、を考えてみました。

 

ファッション・メイク・ヘア、それぞれに特化した視点を持つことは大切ですが、

同時に、それらをまとう人間のよそおいをトータルで理解する視点も持っておくことが重要です。

 

このミニ講義では、解説を通して、国・時代などにより美の基準が異なるということをあらためて

共有・確認したことで、現在のファッションに問われている多様性に関する課題についても

考える機会となりました。

 

 

ミニ講義「ヘアドネーションについて知識を深めよう」

 

美容感性研究室、真殿由加里先生がご担当されました。

 

 

ヘアドネーションとは、直訳すると「髪の寄付」ですが、

日本にはいくつものヘアドネーション団体があり、団体によって寄付する髪の条件や寄付された髪の活用方法、活動目的などに違いがあります。

 

いくつものヘアドネーション団体の中から、日本で最初にできたと言われている

ヘアドネーション団体「Japan Hair Donation & Charity(通称ジャーダック )」の活動と、

本学の学生主体のプロジェクト「髪の毛で夢をつなぐ~ヘアドネーション~」の活動を例に、

髪を寄付する流れからドネーションヘアができるまで、そして寄付された髪がウィッグになるまでを

ご紹介しました。

 

また、髪に症状を持つ当事者の子供たちにフォーカスし、なぜ髪に症状をもつ子供たちがウィッグを必要としているか考えていただきました。

 

みなさんが髪に症状が現れたら、ウィッグを必要としますか?

ウィッグを使用する生活、ウィッグを使用しない生活に、違いや問題はあるでしょうか。

 

 

最後に、髪に症状を持つ方々のコミュニティについてご紹介しました。

 

日本には髪に症状を持つ方やそのご家族の方々のコミュニティがいくつかあります。

そのうちの一つに

「Alopecia Style Project Japan(アルペシア スタイル プロジェクト ジャパン)」という、

脱⽑症、抜⽑症、乏⽑症、無⽑症、治療による副作⽤など、

様々な理由により髪に症状を持つ方々のコミュニティがあります。

 

もし、みなさんの周りで、髪に症状を持つ人が悩んでいたら、このようなコミュニティがあることを

是非ご紹介ください。

 

いかがでしたか?

興味深い内容ばかりですね♪

 

次回のオープンキャンパスは、7月14日(日),15日(月・祝),21日(日)です。

「夏」をテーマにファッション学・化粧学・美容の視点から、

講義や実習、実験などを体験していただけます。

夏の日焼け、浴衣の着こなし、ヘアアレンジなど、さまざまな切り口でお楽しみいただける内容です。

 

ぜひ、お越しくださいませ(^^♪

                        

 (化粧ファッション学科 教員)

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