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9月10日(日)オープンキャンパス~化粧ファッション学科~

みなさん、こんにちは。

9月10日(日)、本学ではオープンキャンパスが開催されました!

 

オープンキャンパスでは、化粧ファッション学科のさまざまな企画を実施しましたので、

その様子をお届けします。

 

まずは、

化粧ファッション学科の「ここだけの学び」を伝えるガイダンス(学科ガイダンス)をご紹介します!

 

 

ガイダンスでは、

学科の学び各研究室/専任教員の紹介各コースの説明(ファッション学コース/化粧学コース/美容コース)、取得できる資格授業紹介、神戸ファッション美術館との学館連携授業や産学連携プロジェクトといった学科の活動学生の活動、4年制大学ならではの幅広い様々な就職先など、化粧ファッション学科の特徴について、短大・専門学校との違いも含めて詳しくご紹介しました!!

 

 

次に、

白い肌はなぜ“良い”とされるのか歴史から探ってみようをご紹介します!

美粧学研究室の小出治都子先生によるミニ講義が行われました。

 

まずはじめに、いつから「肌が白いこと」は美人の要素のひとつとされたのかについて解説がありました。

 

 

そして、日本における「白い肌」とはどういったものか、どのような化粧方法で「白い肌」がつくられたのかについてお話しされました。

また、海外での「白い肌」に関する話として、静脈を描いて、(静脈が透けるくらい)自分の肌が白いことを強調したことを話されました。

日本でも海外でも同じように「白い肌」であることは憧れだったのでしょうね。

 

しかし、現代においては多様性の社会ということで「美白化粧品」という言葉を無くしたり、「白い肌」が美人の要素のひとつではないという考え方が増えてきました。

 

ということは、「白い肌」=美人という考え方もなくなってしまう可能性がある・・・そんな未来が来るかもしれませんね。

 

 

社会背景によって変化するものも多い中で、長年の間“良い”とされてきた「白い肌」の歴史について、今回のミニ講義で深く知っていただけたのではないでしょうか。

 

今後、「白い肌」への認識がどのように変化していくのか、とても興味深いですね。

 

 

次に、「ファッションのトレーサビリティって?!」の企画をご紹介します!

ファッション科学研究室の谷明日香先生によるミニ講義&実習が行われました。

 

はじめに、トレーサビリティ(Traceability)とは、追跡を意味するトレイス能力を意味するアビリティの2つを掛け合わせた言葉で、商品の生産から消費までの過程を追跡することを意味します。

トレーサビリティを導入すると様々な工程が明確になり、何か問題が起きた時に原因を追究することが出来ます。

 

ファッションにおいてのトレーサビリティは、どうでしょう?

 

誰がどのように作っているのかあまりわからないというのが現状ではないでしょうか。

 

 

また、消費されない余った衣服(余剰衣服)が増えているという問題があります。

作られた衣服の約半数は廃棄されているというのが現状です。捨てるならばリサイクルしよう!と思うかもしれませんが、衣服のリサイクル率はとても低いのです。

 

なぜなら、服の素材が分かっていたとしても、その服にはボタンやファスナー、品質表示のタグなど複数の素材が混在しているため、簡単にリサイクルは出来ないからです。

そのようなことから、多くの衣服は可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄されているのです。

 

そこで今注目されている「SDGs」の取り組みと結び付けて、捨てられる予定のものを新たな姿に変身させるアップサイクルの取り組みで作成された学生作品を紹介されました。

そこで難しかったことは、無料でもらった廃棄されるものの価格設定をどのように行えばよいのかということでした。用いた繊維廃材の量に加え、制作にかけた時間や技術量などを反映させることで物の価値(価格)について考えていきます。

 

 

ミニ講義の後は、来場者の方々に組紐づくりをしながら、1mの糸からひとつの商品(組紐)を作るにはどのくらい大変なのか、どれくらい時間がかかるのかを体験していただきました。

 

 

完成したものがこちら!↓↓↓

 

みなさん楽しそうに作っておられました♪

 

同じ材料・長さで作っても、参加者それぞれに、太さや織角度、組紐のやわらかさなどが異なり、それぞれ個性が溢れる組紐ができました!みなさんも、お買い物に行かれる際は値段だけでなく、どこで誰がどのようにして作ったのかについても考えを巡らせて楽しんでみてくださいね!

 

 

次回のオープンキャンパスは12月17日(日)に開催予定です!

 

皆様のお越しをお待ちしております!

 

(化粧ファッション学科:FIC職員)

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