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MENT NEWS
学科ニュース

耕作放棄地対策、地域活性化など社会と向き合い、企画制作、商品開発、時には農作業も!~ライフプランニング学科~

本学科では、地域貢献をしながら地域社会が持つ諸問題について考えるサービス・ラーニングへの取り組みが盛んです。

自ら企画・運営する学生提案型プロジェクトを通じて、社会で必要となるコミュニケーション能力と主体性を身につけていきます。

 

その活動の一部をご介します!

 

 

企業、バーテンダー、料理家など45店舗と連携
酢を用いたノンアルコールカクテルのレシピを開発

「フードメディア研究」という授業の一環で、学生の目線を生かしたオルタナティブアルコール(ノンアルコールカクテル)3点のレシピを開発しました。
この取り組みは、本学科が株式会社ミツカン(以下、(株)ミツカン)やバーテンダー、料理家、京阪神45店舗の飲食店と連携し、各店舗で提供されました。2020年9月にはグランフロント大阪でそのマスコミ向け発表会が行われ、学生たちは自分たちが考案したレシピを発表しました。
この産学連携企画は、毎日新聞や業界紙をはじめ、多くのメディアに取り上げられました。

 

親子で伝統食や健康について学べる動画を作成
「オンラインでおせち作り」

小学生を対象に、自宅にいながら親子で一緒に調理できる「おせち料理」の動画を企画・制作しました。
生活スタイルの変化により、料理をする家庭が減り、外食やファーストフードなどに頼る家族が増加する「食の外部化」が進んでいます。このような現状を踏まえ、学生は食と健康について理解しながら、失われつつある伝統食の大切さを伝えるために、テーマを「おせち」にしました。
動画は、小学生でもわかりやすいように、テロップをひらがなで表記したり、クイズを入れたり、楽しく学べるよう工夫しています。

 

徳島の耕作放棄地ゆずプロジェクト

学生たちはブランドゆずの生産地として有名な徳島県那賀町を訪れ、少子高齢化、農業従事者の減少などで、耕地放棄されていた「ゆず」の収穫にに取り組んでいます。学生たちの活動は、地元の徳島新聞に取り上げられました。

その土地しか存在しないモチゴメのタネ米採取や無農薬栽培の農作物の収穫、那賀町の郷土食の調理なども経験し、充実した農業体験&ボランティア活動を継続しています。

 

「柿(こけら)寿司復活プロジェクト」参加

有馬温泉観光協会が主となり、江戸時代に人気だった柿寿司を兵庫県の名物にするというプロジェクトに、学生たちが参加。柿寿司の発表会では、有馬温泉街にある「有馬禅寿司」と「御所坊」にて柿寿司が披露され、本学のライフプランニング学科の学生と梅花女子大学の学生による「アーティスティックな柿寿司」も披露され、発表会に華を添えました。

 

地域の食文化と慣習についての調査活動への参加

福井県立里山里海湖研究所と一緒に、福井県小浜市沿岸部の食文化や慣習の記録をする調査研究活動を行い、地区の郷土料理の文化・社会的価値、その味と技術の伝承について調査を行いました。また、地域活性化の活動の一環として開催予定の「棚田キャンドル」イベントにも参加しました。

福井県での活動終了後、生駒市での活動を開始しました。昭和30年頃のサトヤマの食生活に関する聞き取り調査です。

また、2021年からは、フードスタディコースの学生が卒業論文研究として、奈良県生駒市にて、昭和中期の里山の食生活に関する聞き取り調査を行なっています。

 

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