Shineスポーツ栄養研究会|SATシステムを使った献立立案
こんにちは!
健康栄養学部 健康栄養学科 管理栄養士専攻3年の三橋茉紘です。
今回は3月に行った総会の様子について紹介していこうと思います。
よろしくお願いします!
まず総会というのは、研究会のメンバーが集まり、各チームでの活動報告や、スポーツ栄養についての学び、メンバー同士の交流などを主な目的として月に1回行っているものです。
今回の総会では、各チームの活動報告・オープンキャンパスでの活動の様子・SATシステムを使ってバランスの良い食事を考えるなどを行いました。
SATシステムの活用では、4つのチームに分かれて各チームで1食の献立を考えました。
ちなみにSATシステムとは、ICタグ内臓のフードモデルをつかって、センサーボックスにのせるだけで瞬時に栄養価が計算され、選んだ献立の栄養価や栄養バランスなどの情報がパソコンの画面にすべて表示されるものです。
今回はこれを使って、食事バランスガイドをもとに、何をどれだけ摂ればよいかを主食・副菜・主菜のメニューを使って1日の献立を作成しました。そして、栄養素の面からも改善すべき点を考え、改善した献立をチームごとに発表しました。
下の写真は、チームで考えた献立の写真を見せながら、みんなに発表している様子です。
次に、各チームで考えた献立のうち、2つの献立を詳しく紹介していきます。
1つ目は、親子丼を中心に、副菜など合わせるものを考えた献立です。
【はじめに立てた献立】
【改善した献立】
(上の写真は、はじめに立てた献立で、下の写真は改善した献立です。)
はじめは、親子丼・ほうれん草の白和え・野菜の味噌汁・フルーツヨーグルト・キウイでした。
食事バランスガイドでは、少し主菜の量が多くなっていましたが、乳製品や果物も摂れているので、ある程度バランスの良い献立でした。
しかし、栄養素の面から見てみると、食塩の摂取が多くなっていました。
そのため、食塩量の多い汁物である、野菜の味噌汁をなくしました。
野菜の味噌汁をなくすと、野菜の摂取量が減り、食事バランスガイドの副菜の量が減ってしまいますが、親子丼に含まれている野菜や、ほうれん草の白和えで充分摂取することが出来ていたので、味噌汁を減らしても問題なく食塩量を減らすことが出来ました。
2つ目は、和食の献立です。
【はじめに立てた献立】
【改善した献立】
上の献立は、ご飯(200g)・豚肉入り野菜炒め・ひじきと大豆の煮物・豆腐の味噌汁です。
この献立だと、主食の摂取が不足していました。
そのため、次の写真のようにご飯を250gに量を増やし、牛乳もプラスすることにより、牛乳・乳製品も摂取することが出来るので、よりバランスの良い食事にすることが出来ました。
栄養素の面からは、鉄の摂取量が不足していたので、豆腐の味噌汁の具材に、あさりを加えることで改善しました。
このように、SATシステムを使って献立を考えました。
今回の総会で新たな経験をする事が出来て良かったです。そして、同じチームの皆で色々な意見を出し合いながら、より良い献立を一緒に考えることも出来て良かったです。
総会で行っていることは、その月によってさまざまなので、また総会の様子をお届けできればと思います。
4月になり、新たに入学してくる1年生が、沢山チームに加わってくれることを、Shineスポーツ栄養研究会全員で楽しみにしています!!
もちろん1年生だけでなく2・3年生も大歓迎です!
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