DEPART-
MENT NEWS
学科ニュース

心理学科授業紹介「視覚・認知心理学」

みなさんこんにちは、心理学科です。

今回は心理学科の授業、「視覚・認知心理学」を紹介します。

02_1.jpg

みなさんは、”心理学”と聞いて想像する授業はどんな授業ですか?
カウンセリングや心理検査など”こころ”に関する内容の授業の想像がつきやすいかと思います。

しかし、心理学は広い意味で”人間の行動”を扱う学問で、その内容は実に多様です。
中でも視覚・認知心理学とは「人間を一種の情報システム」とみなして、その情報処理のプロセスを解明する分野とされています。

と、難しい話はこれくらいにして・・・

この授業では、”絵伝言ゲーム”のような実験をしています。お題の絵を一番前の席の人に少しの時間だけ見せて、思い出して書いてもらい、その人は、その後ろの人に自分が描いた絵を見せて、覚えて書く、また後ろの人に・・・といった実験です。

何人も通していくと、初めの絵からは思いもよらないものに変わっていく様子がよくわかります。

たとえば・・

心理2(モザイク).jpg

これがお題の絵です(授業の関係上、はっきりお見せできません!ごめんなさいm(_ _)m)。

ここではお題の絵に、「何の絵かはっきりはわからない生き物の絵」を用いています(笑)ここポイント

それが、絵伝言ゲームを通していくと・・・

02_3.jpg

こんな絵(かわいいゆるキャラ)になったり

02_4.jpg

こんな絵に(クリオネ?みたい)になったりします。

面白いですよね。
実は、人はお題の絵のように”知っているようで知らないもの”を再現しようとすると、”自分が知っているもの(足があって牙がある→恐竜とか、トカゲっぽいとか)”知識を使って再現してしまうという、人間の認知の仕組みがあります。この実験では、その部分を実際に体験してもらうといったもので、見事に色んな形が生み出されていました。

こんな風に、心理学の授業は、おもしろい実験をしながら、人間の仕組みについて理解をしていきます。

授業について、心理学について、もっと知りたくなった方はオープンキャンパスに来てくださいね★
お待ちしています!

関連情報