健康栄養研究(食物栄養専攻3年生対象)附属幼稚園の給食メニュー開発と食育2021年11月
こんにちは!健康栄養学部 健康栄養学科 食物栄養専攻3年の阪井みなみ・御厨ほのか・矢野綾菜です。
今回は、11月16日に附属幼稚園で提供したオリジナル給食と子どもたちへの食育について紹介します。
私たちが考えた給食です。
メニューは、「かしわ飯、たらの唐揚げ、かぼちゃの蒸し焼き、きゅうりの酢の物、里芋と玉ねぎのみそ汁、りんご」です。
献立のコンセプトは、「食欲の秋」です。
秋が旬の食材であるきのこ(しめじ)や根菜類(にんじん、ごぼう、里芋)、りんごを使用しました。秋の食材は茶色のものが多いので、彩りに気を付けて色が被らないように工夫しました。
食育は年中クラスの子どもたちが対象でした。
11月8日が「いい歯の日」でしたので、「よく噛む」ということを取り上げ食育を実施しました。
当たり前のように、毎日「歯」を使って食事をしますが、「よく噛む」ことにはたくさんいいことがあること、また、食事をするために使う歯をきれいに保つことも重要ということを伝えました。
根菜類やりんごはよく噛む食材であり、献立と食育の内容をつなげて話すことができました。
食育が終わった後、給食を食べている子どもたちの机を回っていくと、ほとんどの子どもたちが「たらの唐揚げ」から食べているように感じました。
魚だと気づいていない子どももいて、「これお肉じゃなくて魚だよ」というと、「えー!」と驚いていました。一方、酢のものは、きゅうりよりもわかめの割合が目立ち黒っぽく見えたのか、最初の方はあまり減っていないように感じました。
大人だけでなく、子どももやはり見た目の色を大事にしないといけないということを学びました。また、デザート(果物)があるということで、子どもは特別感を感じて喜んでくれるということがわかりました。
短い時間でしたが、直接子どもたちから話を聞くことができ、みんな本当に可愛く新たな発見がたくさんありました。
自分たちが思っていたできあがり感とは少し違ったものもあり、改めて集団給食の難しさを感じました。今回の経験を、実習で集団給食の献立作成をしていく際に生かしていきたいと思います。