健康栄養研究(食物栄養専攻3年生対象)附属幼稚園の給食メニュー開発と食育2022年1月
こんにちは!健康栄養学部 健康栄養学科 食物栄養専攻3年の上本・辻・宮崎です。
今回は、1月11日に附属幼稚園で提供したオリジナル給食と子どもたちへの食育について紹介します。
私たちが考えた給食です。
メニューは、「ご飯、ぶりの照り焼き、ほうれん草の和え物、紅白なます、白味噌のお雑煮、みかんゼリー」です。
冬が旬の野菜・果物を使い、お正月料理を意識した献立にしました。
味付けが被らないようにし、彩り良く、見た目からもおいしそうと感じてもらえるよう工夫しました。
子どもたちには、「ぶりの照り焼き」「紅白なます」が人気で、おかわりの声も上がっていました。
今回の食育は「食べ物で体を温めよう」というテーマで作成した紙芝居を使用し、年中クラスの子どもたちを対象に行いました。
寒い時期には服を着たり、こたつに入ったりなど体の外から温めることもできますが、体を温める食べ物を食べることで、体の中から温めることも大切です。そこで、「体を温める食べ物」について、クイズや当日の給食献立から、大根・ごぼう・れんこんなど冬に旬を迎える土の中で育つ食べ物や、肉・魚などの体を作る働きのある食べ物があることを伝えました。
子どもたちは、私たちが「あけましておめでとうございます」と挨拶をすると元気な声で返してくれたり、クイズで盛り上がったりと、反応がとてもよかったです。
最初、子ども達の前で紙芝居をすることに緊張していたのですが、私たちからの問いかけやクイズに子どもたちは楽しそうに答えてくれたので、楽しく紙芝居をすることができ良い経験になりました。また、私たちはこれまでの授業でたくさんの献立を立ててきましたが、今回初めて自分たちの作成した献立が給食として提供され、子ども達から「おいしかった」などの生の声を聞くことができ、とても嬉しかったです。
この取り組みを通して、子ども達が食べやすい食材を上手に取り入れ、年齢層に合わせた味付けや調理法を工夫した献立を立てる難しさや大変さを学ぶことができました。
今後、更により効果的な食育や健康につながる献立作成ができる力を身につけたいと思います。