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健康栄養研究(食物栄養専攻3年生対象)附属幼稚園の給食メニュー開発と食育2022年2月

こんにちは!健康栄養学部 健康栄養学科 食物栄養専攻3年の大林・田中・堤です。

今回は、2月2日に附属幼稚園で提供したオリジナル給食と子どもたちへの食育について紹介します。

私たちが考えた給食です。

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メニューは、「やこめごはん、いわしのかば焼き、れんこんの素揚げ、きゅうりとわかめの酢の物、具だくさんけんちん汁、いちごの牛乳寒天」です。

献立のコンセプトは「節分」です。

節分に食べると縁起が良いとされる大豆、いわしを使用しました。「やこめごはん」は山梨県の郷土料理です。「やこめ」とは立夏のころ田の水口に収穫の神様を迎えて豊穣を祈り、焼いた米(焼米=やこめ)を供えたことが起源とされています。現在では「やこめ」は、うるち米やもち米と、煎った大豆と塩を入れ炊いたものを指しています。いわしは食べやすいように甘辛くかば焼きにしました。デザートのいちごの牛乳寒天はカルシウムたっぷりです。

いわしは苦手かもしれないと心配していましたが、多くの子どもたちが完食していて、尻尾まで食べてくれている子どももいました。

やこめご飯は、何人かがおかわりをしていたので、いわしと同様に美味しいと思ってくれたのかなと感じ、嬉しかったです。

食育は年少クラスの子どもたちが対象でした。

献立に合わせ「節分」の起源や豆を巻く理由、鬼が苦手な「柊鰯」(柊の枝に焼いたいわしの頭を刺したもの)を玄関に飾ること、豆まきの後に年の数だけ豆を食べることなど子どもたちに分かりやすいようにクイズを交えながら説明しました。紙芝居のイラストが変わる度に色々な反応をしてくれたり、問いかけに応えてくれたりして、クイズの際はみんなで参加してくれたので、大盛り上がりとなりました。

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これまで大学の授業の中で献立を考える機会はたくさんありましたが、実際に食べてもらうことは初めてでした。子どもたちがおいしそうに食べているところを実際に見るととても嬉しく、やりがいを感じることができました。また今回、幼児を対象とした食育を行ってみて、改めて指導する対象に合った食育の大切さを学ぶことができました。これらの経験を今後の学びに活かしていきたいと思います。

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