2022.04.13
国際英語学科
学び
大学では読書に親しみましょう!
国際英語学科スタッフMです。大学での学びの中心は、知識を得ること、そして、それをまとめ自分の考えを持つことです。
私は英語科目の中でも主にリーディング、英米の文学について担当しています。
先日NHKの「100分de名著」という番組で、アメリカの作家エドガー・アラン・ポーという作家が紹介されました。この番組では、1ヶ月で4回にわたり、1人の作家もしくは1つの作品が紹介されますが、タイトルや名前は知っているけど読んだことがないという作品の面白さを知ることができます。
エドガー・アラン・ポー(1809年-49年)は、ミステリー、ホラー、推理小説、SFなどのジャンルを確立し、日本の作家、江戸川乱歩はポーからペンネームをつけました。
昨年の英米文学概論という授業では「黒猫」という短編小説を紹介しました。大学生の時に私もゼミで読み、授業で扱うに当たって読み返したところとても怖い小説でした。
大学生の時にはおそろしい事件に注目していたのですが、読み返すと人間の心理的複雑さという意味での怖ろしさも描かれていました。心配しながら紹介しましたが、学生の中にはこの作品が一番面白かったという学生が何人もいました。
大学3年生の時に初めてアメリカに行った際に、ペンシルバニア州フィラデルフィアにあるポーの家を訪れました(「黒猫」などポーの代表作が書かれ、今は記念館となっています。写真はその建物です)。本当に黒猫がいそうな古い建物で緊張しました。
大学ではたくさんの本に触れて、海外や過去や未来、様々な世界に旅立ちましょう!