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【学生が語る!叶えたい夢と学科での学びと活動 vol.2】~目指すは選手に寄り添うスポーツ栄養士~

こんにちは!健康栄養学科です🍳

「学生が語る!シリーズ」の第2弾をお届けします。

今回は管理栄養士専攻の4年生(2022年度現在)にお話を伺いました。

 

1.あなたが、大阪樟蔭女子大学健康栄養学科を受験したきっかけや理由はなんですか。

 私は、高校生の頃からスポーツ栄養士になりたいという夢がありました。この夢を叶えるため、管理栄養士養成校の大学を受験しました。

 正直なことを言うと受験生の頃は、本学以外に行きたい大学がありました。しかし、入学してすぐに、本学に入学することが出来て良かったと思いました。

 このように思った理由は、スポーツ栄養を専門とする先生がいらっしゃったからです。大学選びの際に、スポーツ栄養コースのある大学を選ぼうとしたこともありましたが、管理栄養士ではなく、栄養士しか取ることの出来ない大学が多かったため、大学生活の中でスポーツに関わることは諦めて、まずは管理栄養士の資格を取ろうと思いました。しかし、専門とする先生がいると知り、大学生のうちに何か出来るかもしれないと思っていました。

 

2.今、大学生活で一番熱心に取り組んでいることは何ですか?そのやりがいや楽しさについて教えてください。

 私が1年生の頃から、Shineスポーツ栄養研究会の活動が始まり、本来大学の授業では学ぶことが出来なかったスポーツ栄養について学ぶ機会が出来ました。研究会では、スポーツ栄養に関する知識だけでなく、セミナーや媒体作りなど実践的な経験を積むことが出来ました。

 私はこの活動を通して、母校でクラブ活動を頑張っている生徒を食事の面からサポートしたいと思い、現在は出身高校の水泳部に栄養セミナーを行なっています。このセミナーは、母校の先生にセミナーをやらせていただけないか、自主的にお願いをしたのが始まりでした。そのため、1回目のセミナーが実現するまで色々なことがありましたが、先生方や先輩、友達など様々な方に協力してもらい実現することが出来ました。

(▲セミナーで使用したスライドや資料の一部)

 実際セミナーを行なってみて、人に伝える難しさなどを感じた反面、楽しさややりがいも多く感じました。私がセミナーを行う際、食事について楽しく学んでもらうことを1つの目的として行なっていますが、セミナー後の感想で、

「みんなで話し合って試合当日の食事なども決めることが出来たので楽しかったです。」

「セミナーの中でグループワークもあったのですごく楽しかったです。」

「“補食”についていろんなことが知れたのですごく1時間が楽しかったです。」

など、多くの生徒から「楽しかった」という感想をもらうことが出来ました。私自身もセミナーをしていてとても楽しかったですし、このような感想をもらえてとても嬉しかったです。また、初めの頃は、食事に対して特に意識していなかった生徒が、セミナーで伝えた事を実践し、実践後の調子を感想で伝えてくれたときには、とてもやりがいを感じました。今後も継続して、水泳部の役に立つことが出来るように頑張りたいと思います。

(▲3食を補う目的で摂る、補食に関するセミナーの資料)

 

3.大学でのどのような学びが、今の活動に繋がっていると思いますか?

 大学での基礎的な科目での学びがセミナーの内容に繋がっていると思います。一方で、今の活動での経験が、大学での栄養教育論実習や学外での臨地実習などの実践的な学びに活かすことが出来たことも印象に残っています。

 実際にセミナーを経験したことで、伝え方がとても重要だと気づきました。伝える内容の繋がりや話し方、問いかけなど、どのように伝えると分かりやすいのか、学んでもらうことが出来るのかを考えることが必要だと思いました。

 この学びから、栄養教育論実習で行なった模擬栄養指導の際に、対象者に対する話し方や話の進め方など、今の活動経験を活かすことが出来ました。学外の臨地実習では、糖尿病に関するセミナーをさせていただき、以前の気づきを活かし、伝え方や話し方を意識してセミナーを行いました。実習先の先生方からは、話す時の抑揚の付け方やセミナーの仕方などを高く評価していただくことが出来ました。

 これらの実習では、先生から改善点などアドバイスもたくさんしていただいたので、これからの活動に活かせる学びがありました。今後のセミナーでは、実習での学びを活かしより良いセミナーにしていこうと思います。

 

4.将来の夢や、やりたい仕事について、教えてください。

 約3年半、本学で学生生活を過ごし様々な経験をすることが出来ました。この経験を経て、現在の私の目標は、スポーツ栄養士としてプロの選手だけではなく、ジュニアの選手などスポーツをされている様々な方を食事の面からサポートすることです。そして、この人に話したい、相談したいと思ってもらえるような、身近に関わることが出来る管理栄養士になる事です。残りの学生生活もこの目標に近づくことが出来るように頑張り、楽しみたいと思います。

 

 

【教員からの応援メッセージ】

栄養士・管理栄養士がスポーツ栄養の分野で活躍するには、「狭き門」とよく言われます。ただ、「閉ざされた門」ではありません。在学中に、着実に努力し夢に近づいている姿は素晴らしいです。高校生のときに抱いていた夢が現実となることを願っています。応援しています。

(角谷)

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