8月21日(日)オープンキャンパス~化粧ファッション学科~
みなさん、こんにちは。
8月21日(日)、本学ではオープンキャンパスが開催されました。
オープンキャンパスでは、化粧ファッション学科のさまざまな企画を実施しました。
まずは、布素材の性質を体感!強度測定のデモンストレーションをご紹介します。
被服整理学研究室の小林政司先生による、2つの試験機を使って布の強度のデモンストレーションを実演しました。
定速引張試験機・・・糸や布を引っ張ったときの挙動を測定する試験機
エレメンドルフ引裂試験機・・・かき裂きのような急激な力による引き裂きに対する強さを測定する試験機
小林政司先生が機械の説明をしている様子をパシャリ!
布を引っ張るか、引き裂くかではどちらの方が布にかかる力が強いのでしょうか??
実際に布を使って実験してみました。
また、実験室や実験器具の紹介も行いました!
整理学実験で使用する洗剤や染色学実験で作成した絞り染めの布やろう染めの布などを展示しました。
カラフルに染まった布、オリジナルの模様、ぜひ入学された際は授業で一緒に作品を作りましょう!
次に、~大学の講義にふれてみよう:ファッション編~ファッションの文化やモード(流行)を体感しようをご紹介します。
服飾美学研究室の水野夏子先生によるミニ講義が行われました。
ファッションの背景にある文化や歴史、モード(流行)を
民族衣装とデザイナー作品から一緒に読み解いていくミニ講義です。
皆さん、このインドの民族衣装の名前をご存知でしょうか?
正解は...「サリー」です。
サリーは、幅1m・長さ5~6mほどの1枚の布を身体にまとって着用する女性の民族衣装です。
一般的な着方は、インターナショナルスタイルとも呼ばれ、
腰にひと巻きし、体形に合わせて前中央でひだを折りたたみながら再び巻き付け、最後に余った布を左肩に掛けます。
どうして左肩を覆い隠すのでしょう? ...その理由についても講義で解説しました。
また、実際にサリーに触れてもらう時間も提供しました。
生地の感触、1枚の重さ、また施されている装飾などにリアルに接すると、想像以上の意外な発見が得られます。
サリーは、気候・風土、身分・階層、宗教、時代の移り変わり・・・など、様々な背景が関わって形成されたファッションなのです。
次に、デザイナー作品では「Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)」を
取り上げました。
ヴィヴィアン・ウエストウッドと聞くと、
「タータンチェック」の作品を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
このブランドはパンクファッションのブランドです。
デザイナーはファッションの歴史や文化に関する知識をアイデアソースとして
新しい作品を制作することが多く、
講義では、ヴィヴィアン・ウエストウッドが発表した作品のデザインを通して
歴史や文化、人間の美意識がどのように反映されモードとして取り入れられているのか
・・・ビジュアル資料を提示しながら解説が進んでいきます。
このように、ファッションの歴史や服飾文化を理解した上で、現在流行している多様な衣装や作品を見ていくと、新たな発見があり、より深くファッションを知ることができ、もっとファッションが好きになりますよ!
次回のオープンキャンパスは9月11日に開催予定です。
化粧ファッション学科の学びが伝わる面白い企画を準備しておりますので、是非お越しくださいね。
皆様のお越しをお待ちしています!
(化粧ファッション学科 ブログ担当 補助職員一同)
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