DEPART-
MENT NEWS
学科ニュース

【助手が語る!健康栄養学科の裏側! vol.3】~栄養マネジメント実習編~

こんにちは。運動栄養学研究室助手の中村です。

“助手が語る!健康栄養学科の裏側”、第3弾の今回は、
運動栄養学研究室の角谷先生が担当されている
栄養マネジメント実習(管理栄養士専攻2年生春期開講)についてご紹介します!

 

この実習では、自分自身を対象に、
●食事調査に基づく栄養素摂取状況の把握
●身体計測および身体活動レベルの推定に基づく推定エネルギー必要量の算出
●栄養管理計画と献立の立案・実施・評価
を行い、「科学的根拠に基づいた栄養マネジメント・栄養管理を実践できるようにすること」を目的としています。
簡単に言うと、「自分を対象に栄養管理を実践してみよう!」という実習です。
数ある実習の中でも、課題が多い(らしい)のが特徴です。

 

課題が多くて大変なのは学生さんだけではなく、
それをチェックする助手・教員にとっても大仕事です…涙

例えばこの課題。
食べたものの重量をすべて秤り取って記録し、
食品成分表を使ってその栄養価を計算するというものです。

授業で伝えている栄養価計算のルールが守れているか、
転記ミスや計算ミスはないか、など
事細かにチェックしていきます。
修正が必要な箇所にはふせんを貼り、コメントを書き込みます。

食事の内容は十人十色。
ときには食品成分表に載っていない食品(加工食品など)も登場します。
その場合は似ている食品で代用したり、複数の食品に分解したりして、
できる限り食べたものの栄養価に近くなるよう調整します。

 

言葉だけではイメージがつきにくいかと思うので、
皆さんにとって身近な?食べ物を例に、実際に代用・分解を行って
栄養価を計算してみましょう!

「台湾カステラ50g」を食べたとします。
(「台湾カステラ」という食品は、食品成分表には収載されていません。)
①似ている食品で代用する場合は、
食品成分表に載っている「カステラ」の50gあたりの栄養価を計算します。
一方②複数の食品に分解する場合は、
台湾カステラの一般的なレシピに基づき、材料重量の合計が50gになるように分解します。
表にまとめると下のようになります。

それぞれの場合で栄養価を計算すると、例えばカルシウムでは、
①の場合13.5㎎、②の場合19.7㎎と、約1.5倍もの差になります。
これは、①で用いた「カステラ」が、牛乳を使用せずに作られることが影響していると考えられます。

 

「栄養価計算ができること」は栄養士・管理栄養士に求められる能力の一つですが、
このように、食べたものの栄養価を正確に知るのは、実はとても難しいことなんです。

課題のチェックは時間がかかる仕事ですが、
「未来の管理栄養士に善くも悪くも影響を与えるかもしれない」という
使命と責任感をもって取り組んでいます。

 

今回は栄養マネジメント実習に関する仕事をご紹介しましたが、
いかがだったでしょうか。
表立った仕事が少ない助手ですが、
「見えないところで支えてくれているんだなあ」と思っていただけたなら本望です涙

 

ここまでのシリーズをご覧いただくと分かるように、
研究室によって、助手の業務内容は様々です。
私自身も、この企画を通して
他の助手さんが普段どんなお仕事をされているのか、知るのが楽しみです。
さて次回はどの研究室の助手さんが登場するでしょう?お楽しみに!

 

運動栄養学研究室
中村

関連情報