国際英語学科 特別企画 ②

第2弾の今回、夢に向かって頑張る国際英語学科3年生の横山さん、元客室乗務員の横田講師に、お忙しい合間を縫って対談をお願いしました。

プロフィール

横田 由美 講師

1993年まで全日本空輸にて客室乗務員として勤務。
1995年よりエアライン就職予備校「エアリッジ」にて講師として勤務。現在、主任講師。

横山 聡美 さん(本学在学生)

大阪樟蔭女子大学 学芸学部 国際英語学科3年生。1・2年生時に SAS(樟蔭エアラインスクール)を受講。
現在も優待受講制度を利用して受講を続けている。

樟蔭独自のプログラムは1年生から!
早い段階から徹底サポート

【 司会 】本日はどうぞよろしくお願いします。本学ではエアライン就職予備校「エアリッジ」提携のもと、独自のプログラム(SAS:樟蔭エアラインスクール)を1年生の早い段階から受講できるようにしました。横田講師、カリキュラムの概要を教えていただけますか?

【横田講師】はい、まず1年生の時は、“航空業界を知る、会社を知る、サービスを知る”ということが主な内容です。また知識はもちろん、“今どのようなスキルを身に付けるべきか”考えていきます。例えば、“アルバイトを選ぶ際、どのような視点で選ぶべきか” “物事にチャレンジするとき、どのような選択肢を考えるか”など、知識と今の自分の生活を上手くリンクできるような“きっかけ作り”をしていきます。2年生になると今度はアウトプット、授業を受けるだけでなく、“理解ができているか、自分の意見をどうやって他人に伝えるか”を経験する内容で進めています。

【 司会 】横山さんはSAS(樟蔭エアラインスクール)を1年生から受講されていますが、きっかけは何ですか?

【横山さん】別に客室乗務員になりたいとまでは思わず、ただ旅行が好きで興味が少しあるだけだったのですが、学内のエアライン説明会に出席してみて、いろいろ知ったときに通ってみようと思いました。SASで航空業界を学ぶにつれてすごく興味が出てきて、今ではしっかり目指そうと考えています。

【横田講師】1年生のときはきっかけでいいと思います。迷いや不安があったり、他に興味を持ったり・・・ちょっとだけ興味があるだけでも十分です。

エアライン受験で大切なのは“個性”、
理解し伸ばすことが大切

【 司会 】キャビンアテンダント・客室乗務員・グランドスタッフとエアライン業界の職種は色々ありますが、総じて狭き門といわれています。受験に際して気をつけないといけないのはどういうところですか?

【横田講師】エアライン受験で大切なことは“個性” です。
いいところも悪いところも含めて“個性”ですので、いいところをより良く伝えるためにどうしたらいいか、自分の得意な分野や長所を伸ばすこと、苦手なものをそのままではなく少しでも得意なものに変えることを指導しています。もちろん、人柄も大事ですが、今はお客様も多様化しており、航空会社も色々なスキルや個性を求める傾向が強くなっていますので、それに対応できるよう、同じ色に染めるのではなく、ひとりひとりの個性が魅力的になるようなところまで伸ばしていきたいと思っています。
だからといって、苦手なものを苦手なままにしておいたらだめなわけで。
横山さんにとってはいつも言われていることと一緒だと思うんですけど(笑)。その都度“気づき”が必要です。
あと、自分の好きなところと嫌いなところについて、好きなところはより好きになってもらい、嫌いなところは失くすのではなく“個性”としてとらえてもらい、少しでも好きなところに変えていく指導をしております。

【 司会 】なるほど。指導の際に心がけていることは何ですか?

【横田講師】客室乗務員やグランドスタッフに必要な素養やイメージはあると思いますが、同じ型にはめないように気をつけております。
それから、モチベーションがとても大事だと思いますので、達成感もしっかり持ってもらいながら、改善点をしっかりと伝えていけたらいいなと思います。
直さなきゃいけないところはありますので、大切なことは何度も伝えながら、本人があきらめないことはもちろん、私たちもあきらめちゃいけないのです。
慣れてしまわないように何度もアドバイスをしていく・・・優しくも厳しくアドバイスをさせていただきます。

【 司会 】普段指導する側のお話を聞くことがなかなかないので、貴重ですね。
横山さん、今改めて先生のお話をお聞きしていかがですか?

【横山さん】お話をお聞きして、面接練習の授業を思い出しました。話の内容だけでなく面接で一番大切な印象や話し方についていろいろチェックしてもらっています。笑顔の表情も、自分では笑っているつもりでもなかなか難しく・・・自分で自分の顔を見ることはできないので助かります。
関西弁が時々出てしまうこともあるので標準語に直していただきます。ちょっと油断するとポロッとでてしまうので、なかなか難しいです。

同じ目標をもつ仲間は何よりも強い味方、
みんながいるから頑張れる

【横田講師】彼女は、ほんとに変わりましたね。一言でいえば、ほんとにきれいに華やかさが出て・・・

【 司会 】彼女の成長ぶりは、明らかにわかるものですか?

【横田講師】ええ、この前の授業の時に、興味を持ったことはきちんと調べて発表する姿を見て、“こんなに話せるようになっていたのか?と感心しました。
最初は引っ込み思案で、いつも泣きそうな顔をして・・・あまり強く言ったら、“来なくなるんじゃないか?”と遠慮しちゃうくらいでした(笑)可愛くて、はかなくて・・・

【 司会 】横山さん自身は、どうでした?

【横山さん】そう言っていただけて、うれしいです。ありがとうございます。
自分ではあまり変わったとは思わないのですが、昔は遠慮して言わなかった部分があったんですけど、今は少し自分の意見を話すようになりました。きっかけと言えば・・・1年生の時には軽い気持ちで参加していましたし、同じく軽い気持ちで受講している友達が多かったんですけど、2年生になって受講生もすごく減ってしまって、私自身も続けるべきか正直迷いました。今は、人数こそ少なくなりましたが、“みんなで一緒に目指そう!”と励まし合っていることが、頑張ることにつながっている気がします。

【 司会 】一緒に頑張る仲間がいることって心強いですね。
ところで、今までエアライン専門の授業を受けている中で、特に印象に残る科目はありますか?

【横山さん】どれもそうですけど、エアライン独特のメイク学ぶ授業とか、大学では学べない「立ち居振る舞い」の授業は印象に残っています。

【横田講師】中学生から高校生、高校生から大学生になるときはそんなに感じないでしょうけど、大学生から社会人になるときはかなりのギャップがあります。立ち姿やお辞儀の仕方、ビジネスマナーなど“知る”ことは印象深いでしょうね。私もそうでしたけど、今まで頭で理解していたことを、身体で実践しないといけないことは、非常に大変なことです。 振る舞いを整えることは付け焼刃ではできないことですが、その分身につけると大きな自信につながります。

【横山さん】立ち姿やお辞儀の仕方で言うと、最初、背筋が歪んでいる、お辞儀もきれいじゃないと注意されました。普段していることと全然違ったんです。家で鏡を見ながら練習しては、先生にみてもらうことを繰り返し行っていました。

【 司会 】先生が丁寧に見てくださるからステップアップする、うれしいですよね。
他のこともそうですか?

【横山さん】はい、最初の頃は何度も挫折しそうになりました。例えば「自己分析」では、自分のことがどんどんわからなくなってきて、SASそのものを辞めようか、と考えてしまったり・・・でも、そのたびに先生やクラスメートのみんなが励ましてくれたので、乗り越えることができました。

【横田講師】「自己分析」のことで言うと、1年生の間は基本的な知識を基に興味を広げたり気づきの機会を増やしたりしていきます。例えば客室乗務員の素養についての授業をしたときに“自分にはどんな素養があるのか?”と自分自身にも客観的な興味を持っていただきます。2年生になると少し詳しく、自己分析をエピソードと絡めたりと、意味づけを行って、3年生では文章なり、口頭なりアウトプットとして伝えていく形として完成させていきます。実際の就職活動では表現力、実践力が問われるわけです。

早い段階から学ぶうちに、“憧れを現実に!”
だんだん本気になってくる


エアライン業界に就職された先輩たちの紹介パネルを見入る横山さん

【 司会 】本学では、早い段階から受講するカリキュラムなので大変だと思うのですが・・・

【横田講師】その通りです。1年生の早い段階から受講を始めるので、現実的な厳しい内容になることで、厳しく指導されるに抵抗を感じる人が現れたりしますね。あと、毎週通うことが難しい人が出てきます。夏休み明けぐらいからですね、ちらほらお見受けするのは・・・
それから英語力が絶対に必要ですので、そのハードルを感じたときに続けるのが厳しいと感じる人もいます。

【横山さん】私が続けることができたのは、いろいろなことを学ぶことができたからですね。
エアライン業界専門ということもあって最初は全くわからないことばかりでしたが、学んでいくうちにすごく興味が湧いてきたんです。
学校のカリキュラムにはない「立ち居振る舞い」の授業とか、通っていなかったらわからないことがいっぱいありました。
英語については、さらに頑張らないといけないと思っています。

【横田講師】横田さんは、3回生になった今も、毎週土曜日エアリッジの授業を受講してくださっているんですけど、ほんとうにこつこつ頑張っていらっしゃいます。
英語については、私たちはTOEIC®600点を目標の目安にするようお伝えしています。目標を達成するために早い段階からの目的意識を持つことは、大学での取り組みの姿勢が変わりますからね。

【 司会 】横山さんは、今英語の対策はどのようにしていますか?

【横山さん】そうですね。国際英語学科のカリキュラムは、ネイティブの先生の授業も多いので頑張っています。ゼミもトニー・ミノティ先生のゼミに所属しています。空き時間にはELTC(英語教育センター)を活用して、英語に関する書籍・DVDなどを借りて自習しています。
ELTCに常駐しているネイティブのスタッフや留学生と積極的にコミュニケーションをとっています。
2年生春期からずっと、英語検定やTOEIC®に備えて、先生1人に3人の学生で行う少人数レッスンを毎週していただいてます。

【横田講師】検定試験などは、できるだけ高い点数を取っていただきたいです。実際に英語の点数が取れていれば受かったかもしれない、という学生もいます。英語は短くてもいいから毎日続けることが大事です。ある学生は、5分でもいいから毎日学習する習慣をつけるようにしたら、今では2時間続けて勉強しても苦にならなくなったようですよ。

信頼できる先生が寄り添ってくれるから、
安心して努力することができる

【 司会 】実際に受講してみて、教えてくださる先生方の印象はどうでしたか?

【横山さん】先生方みなさん、ほんとにきれいで・・・授業では、体験された内容をいろいろと教えてくださいますが、話を聞いていつも“すごい!” と思っています。

【横田講師】学生の皆さんのモチベーションには、いろいろ波がありますので注意深く見守っています。様子だけで気づくこともありますし、悩みを話してくれる学生もいます。それこそ、恋愛相談を受けたりもしますよ。信頼してくれているからかもしれませんね(笑)

【 司会 】先生との信頼関係は大切ですものね。受験までまだまだこれからですが、現在の状況としてどうですか?

【横山さん】受験する会社をまだ絞ってはいないのですが、まずは苦手なところを克服していこうと思っています。
まずは英語の力をつけること、それから、いつも先生からアドバイスをいただくのですが、会話をする際、言いたいことがまとまっていないことが多いので、簡潔に言うことができるようにしたいと思います。

【横田講師】彼女の場合、ある程度基礎ができた上での応用力というか、柔軟性の部分をもっと磨くと魅力的になると思います。決まったことを言うのではなくて、ニュースの要素や出来事など時事的な事を入れるとか、話の流れで臨機応変な対応をすることで内容としても魅力的になっていけると思うので、そのあたりの成長もこれからは期待しています。

【横山さん】3年生になって初めて他大学の学生と一緒に授業を受けたのですが、2年生の時と違ってみんなしっかりしてて気さくで、話の要点もまとまっているし・・・刺激を受けました。自分も頑張らないといけないなと思いました。

【横田講師】そうですね。他大学の学生と一緒に授業を受けることは非常に大きな刺激になると思います。情報が色々入ってくることはもちろんですが、いろんな個性を持ったひとと出会うことになりますからね。横山さんは、1年生、2年生としっかり学習しただけあって、スキルがついていると感じます。コミュニケーション能力も高く、明るいお人柄なので、すぐ仲良くなってなじんでいましたよ。同じ目標を持つ新たな仲間から学ぶことはさらに大きいでしょうし、逆に、彼女たちも横山さんから学ぶこともたくさんあったと思いますよ。

【横山さん】そう言ってくださるなんて、うれしいです。エアラインの授業だけは休まないようにしようと頑張ったかいがありました(笑)

【 司会 】最後になりましたが、せっかくですからこの機会に質問してみませんか?

【横山さん】客室乗務員をされて一番よかった点は、どんなことでしょうか?

【横田講師】客室乗務員になっていなかったら出会えなかったひとと、いっぱい出会えたことですね。
普通ならお会いできないようなお客さまにサービスを提供させていただきました。つぎに魅力的で頼りになる同僚、先輩・後輩。
もちろんみんないろんな意味でアグレッシブ、欲張りです。もっと欲張っていろんなことにチャレンジしていいんだなと、自信を持ちました。
それから、社会に出ると学生時代とは一変して、見るもの、聞くものが新鮮で価値観やものの考え方が広がりますよね。仕事柄、国内・海外いろんなところへ行きますから、行く先々で非常に刺激を受けました。横山さんもこれからなので、ぜひ思っていることがあれば、必ず自分のイメージどおりになるよう、前に進んでほしいなと思います。これからいくらでも未来を広げていけるので羨ましいです。
あと、いい意味で甘え上手になるといいなと思いますね。いい情報を運んでもらえたり、何かあったら手を差し伸べてもらえるようになりますよ。

【 司会 】 お二人とも、本日はありがとうございました。
学生のみなさんが描いている未来に向かって可能性を伸ばしてあげたい、伸ばせるチャンスを作ってあげたいと頑張るのが国際英語学科の特徴だと思っています。
これからも、よろしくお願いします。

対談を終えて(入試広報課より)

お忙しい中、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。航空業界への夢をかたちにしてほしいと始まった課外授業ですが、成長する学生を見守る先生の素敵な関係を垣間見ることができて、うれしくなりました。

[ 国際英語学科の
イチ押しプログラム ]

 ELTC (英語教育センター) 

英語学習のニーズに応じた支援体制が充実するセンターは、ネイティブ・スタッフが常駐。英会話や海外研修の事前学習、検定試験対策など授業の合間に多くの学生が訪れています。

撮影協力

エアライン就職予備校 エアリッジ

客室乗務員をはじめ多くのエアライン業界への合格者を輩出してきた実績ある予備校。
本学では、同校の強力なバックアップのもと、1年生から受講できる本学独自のカリキュラムによる課外授業(有料)を実施しています。