キッコーマンの方に醤油のこと、食品業界の動きを聞きました!

2013.07.19 健康栄養学科

7月16日(火)、健康栄養学科食物栄養専攻3回生中心の「食品加工学実習」にて、キッコーマン株式会社コーポレートコミュニケーション部長の臼井一起氏による特別講義が開催されました。

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まず、キッコーマンの商品のことをどれだけ皆が知っているのか?認知度調査をされました。キッコーマンと言えばもちろん「醤油」ということで、醤油を扱っていることは全員知っていましたが、そのほかの商品ではほとんど知らないケースもありました。消費者の認知度を上げるにはやはりシェアが大事であるということでした。

講義は食生活の実態から和食の勧め、そして醤油の話へと展開されました。朝食の欠食率は20歳代女子で23.1%、同じ年代の男子で33.0%(平成21年調査)と他の年齢層と比べて多いとのこと。幸い、本専攻の学生は講義当日全員朝食を摂っていました。朝食欠食率が高い小学生ほど学習面、体力面総じて成績が悪いというデータも示され、朝食は摂らねばならないと思い知らされました。ではその朝食で何を食べるか?という問いには近畿地方ではパン中心と答えた人の割合が約60%とご飯中心の約2倍を占め、他の地域との差が際立っていました。実際、本専攻の学生もパン派が多かったです。朝食べないよりはパンを食べたほうがもちろん良いのですが、できたらご飯を食べたほうが良い、なぜならご飯食(日本型食生活)には多くのメリットがあるということです。

たとえば、血糖値の緩やかな上昇により肥満や糖尿病の予防につながることなどが挙げられました。また単純比較ですが食パン1枚とご飯では塩分含有量に大きな差があり、食パンを6.7枚食べれば一日の塩分摂取の目標値にかなり接近してしまうことも示されました。そして食の欧米化が進むなか食料自給率の向上にもつながるということもご飯食のメリットということです。さらに淡泊な味わいのご飯はどんな食材・味付けとも相性がよく、栄養バランスの良い献立をつくりやすいというメリットもあります。

日本人の食生活を振り返ると「和」のテイストを知らず知らずのうちに取り入れているそうです。野菜サラダにかけるドレッシングについてこの春に新発売した商品を調査してみると、その約6割は和風テイストだったそうです。このように食の欧米化が進んでも無意識のうちに日本人は「和」を求め、その「和」の調味料の中心に「醤油」があるということを意識させられた講義でした。

講義の後半は、これから就職活動など社会との接点が深まっていく学生に向けてのメッセージも述べられました。社会に出ると幅広い年齢層とのコミュニケーション能力が求められるため、幅広い分野の情報が必要であること、その情報源もまずは新聞から求め、いろいろな情報源も併せて持つことが望ましいとのことでした。ただその情報もたとえ新聞でも正しいかどうか、常識・定説も疑ってみる必要があるとか、人と同じことをすると苦戦を強いられるので違うアプローチを試してみるとか、いろいろなことが紹介されました。でも一番肝心なことは絶えず考え、行動することだと強調されました。

質疑応答でも「就職活動では学歴の良い(偏差値の高い)大学が有利なのか?」などの質問に対しても丁寧にお答えいただきました。 

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お土産に「しぼりたて生しょうゆ」、うちのごはんシリーズ2種類をいただきました。特に、「しぼりたて生しょうゆ」は酸化を防ぐため二重構造の特別な容器が使われていることを知り、食品の容器・包装技術も進歩していることを実感しました。

キッコーマン株式会社の臼井さん、盛りだくさんの内容を分かりやすく講義していただき、ありがとうございました。 

*健康栄養学科では、このように最前線で食に関わる方々をお呼びし、実際の現場でのお話をいただき、食品企業などの現状や物の考え方、社会に出る際の心構えなどを考えるきっかけを持つようにしています。

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