心理学の現場 第1回講演(科学捜査研究所)が開催されました!

 ゲストスピーカーをお招きしての『心理学の現場』第1回講演「犯罪捜査と心理学」が10月10日に関屋キャンパスで開催されました。今回の講師は三重県警察本部刑事部科学捜査研究所の奥野研究員で、数ある心理学の進路の中でも最も関心が高い分野のひとつです。

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(左が奥野研究員です。)

 

 まず、警察内の技術職員としての業務であること、「ポリグラフ検査」と「犯罪者プロファイリング」が主な担当であるとの紹介がありました。

 ポリグラフ検査とは、質問刺激に対する生理反応を測定・記録・分析する検査であり、機器はいわゆる「ウソ発見器」です。しかしながら、ウソ特有の反応が得られるという単純なものではなく、質問作成、検査、結果分析といった手順を経たものが、証拠として採用されます。

 犯罪者プロファイリングは事件リンク分析、犯人像推定、地理的プロファイリングの3つの分析があります。犯人特定に直結するものではなく、あくまで捜査における一つの道具であり、現場の捜査活動の支援をするものです。

 いずれも、科学的見地に基づく分析が必要で、幅広い心理学の専門知識を活かすことができる業務であることがわかりました。「機器を使った検査」や「統計データを使った分析」など高度な知識や技術が必要であっても、やはり「人相手の仕事である」という講師の言葉が印象的でした。

 

 また、「心理学を警察で活かす」ことについての紹介もありました。科捜研研究員だけでなく、被害者支援やメンタルヘルスに関わる臨床心理士、少年補導員があります。さらには、警察官が被害者支援や捜査面接の場面で心理学的知見を用いる傾向にあり、特に、対子どもや女性の場合は女性の活躍が期待されているとのことでした。科捜研の心理職の募集はめったにないそうですが、とくに「警察官」としての活躍の場は広がっているようです。

 

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 学生に混じって一般の方も数多く参加されており、皆熱心に講義に聞き入っていました。今後も魅力的なゲストスピーカーがぞくぞく登場しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

 

                               永野 光朗(心理学部)

 

 

 

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