去る11月8日、高校二年生と保護者の方をお招きして、オープンキャンパスが開かれました。
※本学国文学科教授、本年四月に中西進前館長からその任を引き継ぎました。
実は、今月の25日より、田辺聖子原作の「ジョゼと虎と魚たち」のアニメ作品が公開されます。
そのプロモーション映像もお借りして、本学と田辺さんの深い関わりを感じてもらおうという企画でした。
中館長のおはなしです。
田辺さんが本学の前身である樟蔭女子専門学校に進学を決めた理由は、「国文学を学んで、教員免許を取って、教師をしながら小説を書く勉強をしたい」です。大阪の商家の少女が、戦時下に小説家を夢見て進学した本学は、その期待に応える場所だったのです。
国文学科には、今もその伝統が受け継がれています。
田辺さんの250冊の著作のすべてが壁一面に展示された文学ウォールです。
「大阪上方のことば文化」を学ぶ本学国文学科の特色は、田辺聖子文学と深い関わりがあることが、
みなさんの心に刻まれた一日であったと思います。