卒業論文発表会 その5 日本語学ゼミ篇

2020.03.09 国文学科

 

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 さて、去る2月10日(月曜日)に催された「卒業論文発表会」のご報告、パート5は、

田原広史学科長(ご専門は日本語学です)率いる「日本語学ゼミ」のレポートです。

 国語国文学分野のなかで、国語学=日本語学の分野は高校では習わないし、なじみがないですよね。

 文法を習うの? ってなりがちだと思います。

 報告会を拝聴して、古代から現代まで続く、あらゆる日本語を対象として、研究していくものだと分かりました。

 

 「消えゆく大阪弁」、「日本語教育の初級レベルで扱う漢字の特徴」、「福井県のアホ・バカ分布」、「特撮主題歌の歌詞の特徴」、「JーPOPの歌詞における比喩表現」

 こうしてならべてみるだけで、なんだかおもしろそうでしょ。例えば、大阪弁の調査だと、「あかんたれ」「おおきに」など、関西では聞き慣れたことばがたくさん出てきました。

 身近だからと言って勝手に「これって大阪弁ちゃうん」などとやっているわけではありません。

 学生だけではなく、その家族や知り合いに膨大なアンケートを実施、若年層、壮年層、老年層での傾向の違いを客観的に分析して、論文に仕上げています。田原教授の社会言語学分析の方法を徹底的に学んだ成果が見られました。

 関西ローカルの某番組の企画で有名な「アホ・バカ分布」も1991年のこと、それからどんなふうに変化があったのか、これまた膨大なアンケート調査から明らかになっています。

 福井県は東西に広がっていて、京都や滋賀に近いところでは「アホ」勢力が、石川に近いと「バカ」が幅をきかせています。間には「タワケ」「ボコ」「ノクテイ」「アヤ」「コンジョシ」などなど、本当に方言って奥が深いですね。

 「特撮主題歌の歌詞」ってなんだと思います? 「平成仮面ライダー」というシリーズのすべての歌詞を分析した、これまた労作でした。たとえば、すべての単語を数え上げ、頻出単語を導き出すと、再頻出単語は「ない」でした。「止まらない」「知らない」など、ライダーには限界が「ない」ということでしょう!

 また、句読点を数え上げると、一番多かったのは「!」でした!!!

 

 ことばの面白さに惹かれてのめり込むみなさんの姿は、国文学科の鏡でした。

 一見「アホ」な研究に限界は「ない」のです。(黒田)

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