ホラー文学の魅力がわかる授業。

2019.09.21 国文学科

みなさん、こんにちは。古典文学ゼミ担当の長谷あゆすです。

今回は、春学期中にあった印象深い出来事についてお伝えしようと思います。

 

【第1章 ゆるキャラあらわる】

―春学期某日 長谷研究室ー

コンコン。

「こんにちは~」

ガチャッ。

shojiro1.jpg

 

あ、樟次郎くんじゃないですか。

 

彼は、国文学科の学生たちがデザインした国文科ゆるキャラの一人で樟次郎(しょうじろう)といいます。このブログにも何度か登場してくれていますが、久々なので、改めてプロフィールをご紹介しましょう。

 

様々なジャンルの本をただひたすら集めている収集家。

綺麗な表紙を見つけると集めたくなるが、読んだことがあるかは定かではない。

兄が樟蔭のどこかで迷っていると聞きつけてひとりとぼとぼやってきた。

 

ということで、彼は迷子になったお兄さんを捜索中。

あちこち捜しまわっていたようですが、見つかったのでしょうか。

 

「それが……まだなんです。なんだか、このあたりにいる気がするんだけどな――」

 

ピロリーン♪

む?ここで、樟次郎くんをデザインした、国文学科卒業生の渡辺実歌子(わたなべ みかこ)さんからメールが届きました。

そこにはなんと、衝撃の真実が記されていたのです…!

 

【第2章 真実を告げるメール】

 

mail.jpg

 

なにー、樟次郎くんの兄が奈良﨑先生の研究室にいる?

灯台下暗しとはまさにこのこと。

樟次郎くん、さあ、すぐに出かけましょう!

 

【第3章 兄の正体】

というわけで、長谷研から徒歩7秒で現場に到着しました。

 

narasaki sensei.jpg

創作表現ゼミ担当の奈良﨑先生です。

急に押しかけたにもかかわらず笑顔で出迎えてくださいました。

あれ? もしかしてその子は……

 

「し、しょうたろう兄さんーー!」

shojiro2.jpg

syotaro.jpeg

「やあ樟次郎。そろそろ来る頃かなーと思ってたよ。さあ一緒にひよこ饅頭でも食べよう。」

 

【第4章 ホラートーク】

さて、兄弟が話に花を咲かせている間、奈良﨑先生に気になることを色々おうかがいしました。

 

Q.しょうたろう君とはどの科目で会えますか?   

A.3~4回生の選択科目で、春学期に開講している「日本文学研究(近代・現代)B」です。色々な文学を取り上げていますが、人形が出てくるホラー小説について講義した回に、こんな感じの人形をいくつか持っていきました。サンプルがあった方が雰囲気が伝わるかな~と思って。

nihonningyou.jpg

(ヒイイイ) ※右下の子は手足が外れるので取扱注意です。

 

Q.ホラー小説の醍醐味とは何でしょうか?

A.スリルがあってゾクゾクするところですかねー。個人的には、「定番」っぽい話かと思いきや、それを裏切る展開が待っている作品が好きですね。

 

ということで、紹介してくださった作品がこちら。

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朱川湊人『白い部屋で月の歌を (角川ホラー文庫)』

内容はこんな感じです。

 

◆主人公は霊能力者のアシスタントをしている少年で、霊を身体に受け入れるのが仕事

◆霊を受け入れる際、主人公には自分の内側にある「白い部屋」に霊が入ってくるように見える

◆ある少女の霊と対話したことをきっかけに、主人公はその霊に恋してしまい……

 

うわあああああ、続きが気になるーーー! 

 

このほか、永久保貴一『生き人形』(漫画)、矢口敦子『人形になる』(小説)、小野不由美『残穢(ざんえ)』(小説)などなど、ゾーっとする作品の魅力について、興味深いお話を聞くことができました。

 

ホラー小説は、怖いのが苦手なタイプにとっては結構ハードルが高いジャンルですが、前もって作品の雰囲気や基本設定を知る機会があれば、

「これなら読めそう」

「これなら読んでみたい」

というふうに親しみがわいてくるものだなーと実感しました。

この時教えていただいた短編小説、江戸川乱歩「人でなしの恋」や高橋克彦「幽霊屋敷」も、読んでみると大変面白かったです。

 

女子高生のみなさん、ぜひ国文学科に来て奈良﨑先生のホラー語りを聞いてみてください。

「コワい小説が大好き」という方にはもちろん、「ホラー映画は予告編ですらムリ」という方にもおすすめです。

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―完―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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