「読書へのいざない」長谷クラス③(後半)~「桃太郎」ゲームで読書を楽しむ~

2019.04.12 国文学科

こんにちは。国文学科の長谷あゆすです。

先程まで、ゆるキャラの樟次郎(しょうじろう)くんと話しながら、1年生の必修科目「読書へのいざない」についてふり返っておりました(→前回の記事はこちら)。

ただいま休憩タイムなのですが、樟次郎くんがなかなか戻ってこないので心配しております。

 

タッタッタッ…

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「遅くなってスミマセン~。

河内小阪の駅前にあるお店で春っぽいスイーツを食べてきました。」

ミスドの桜の花ドーナツかな。いいなぁ。

 

「あと、そのすぐ傍にある本屋さんの前に

まばゆいオーラを放つスペシャルワゴンが2つ出てたんですよ…!

見てください、この写真を。」

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これはまた面白そうな本が盛り沢山ですねー。……って、これ!

先日も話題になった「国文学科×栗林書房」のコラボ企画ワゴンではありませんかっ。

左側はトリックブック(からくり仕掛けの本)、右側は古典文学(原文・現代語訳・漫画)。

どちらも国文学科の学生たちが考えた企画で、本のチョイスはもちろんPOP作りや設営も頑張りました(→詳細はこちら)。近鉄河内小阪駅からすぐ、栗林書房レッド小阪店の店頭に4月30日まで並ぶ予定です。

 

「みなさんもぜひ行ってみてください!

栗のゆるキャラ(ぶっくりん)もいますよー」

 

と、本のニュースをふりかえったところで。

「読書へのいざない」の授業トークを再開しましょう!

 

【もしも「桃太郎」と「読書」がコラボしたゲームがあったら。】

樟次郎:えーと、「長谷クラス3回目では、『もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら』って本を読みました」って話で終わってましたよね。

長谷:はい。そして、その後のワーク風景がこちらです。

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樟次郎:あれ、モニターの中に何かキャラクターがいますね。

長谷:実は、「桃太郎」を題材にしたミッションゲームをしているところなんです。

樟次郎:え、ゲーム? 

長谷:そうです。『桃太郎』の世界読書ワークが連動するような学生参加型のゲームがあったらいいな~、と思ってこんなのを作ってみました。

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(イラストは、フリー素材サイト「いらすとや」さん、「イラストAC」さん等からお借りしたものが多いです)

樟次郎:わ強引に「読書」とコラボさせようとした感じがものすごく伝わってきます!

どんな内容なんですか?

長谷:では、スライドの一部を見ながら、ゲームの概要をお伝えしていきましょう。

 

【プロローグ】

このゲームの主人公、桃太郎少年は「一人読書」をこよなく愛するインドア派です。

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村祭りの日も、こうやって家にいたのですが。

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外で何やら騒動が発生。

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村長によると、祭り会場に「鬼からの果たし状」が届いたそうです。

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「頼む、我々の代表として鬼ヶ島へ行ってきてくれ!」

村長から依頼された桃太郎少年は…

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こういう流れで鬼ヶ島へ行くことに…。

 

樟次郎:ふむふむ。

長谷:で、要所要所で「ミッション」が発生します。

 

【Chapter① 旅立ち】

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まず、家族を説得しないと出発できないわけですが。

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お爺さんのクイズに正解できれば、なんとかなりそうです。

ここでは「桃」が登場する某古典文学について三択クイズが出題されました。

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どの番号札を挙げるか相談中。

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正解したチームが出ると、桃太郎が何かひらめきます。

ここで、「知識の紙」と書かれた謎の冊子を開いてみましょう。

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中にある「プリント①」には、クイズに出題された某古典文学の一場面が記載されていました。

内容は割愛しますが、これを読むと…

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桃太郎少年がその文学の中のエピソードを引用しつつ、覚悟を熱く語りはじめました。

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結果、お爺さんとお婆さんも出立を許可してくれました。やったね!

 

樟次郎:うんうん。こうやって、色々なジャンルの文学問題にチャレンジしていくんですね。

長谷:はい。さらに、ミッションをクリアすると、100%の確率で「未知の読み物」を入手できます

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ということで、こちらの冊子を開いてみると――。

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作品① 「ドイツ版桃太郎」

昔々あるところにお爺さんとお婆さんがいました。ある日お婆さんがドナウ川で洗濯をしていると、大きなジャガイモがどんぶらこどんぶらこと流れてきました。お婆さんはそれを家に持ち帰り、お爺さんと食べようとしました。すると、いきなりジャガイモが真っ二つに割れて、中から元気な男の子が出てきました。二人はその子をダニエルポテトと名付け、大切に育てました。〈略〉

 

樟次郎:「ダニエルポテト」w

長谷:授業でも、音読担当の学生がそこで撃沈していました。

樟次郎:ダニエルポテト、ベンツで悪魔退治に行くんですね。

長谷:さらに、お爺さんお婆さんからもらったソーセージシカ、イノシシ、野ウサギを仲間にし、悪魔ケ城へ乗り込む前日にビールを飲みながら絆を深めるという…。スペースの都合で割愛しましたが、この後も「ドイツ的なもの」が続々と登場します。

樟次郎:桃太郎とドイツって意外によく合うんですね。ところで、この「未知の読み物」って誰が書いたんですか? 

長谷:国文学科の上回生たちです。以前、他の科目で「桃太郎」ものの創作をしてもらったことがあり、その作品のいくつかを許可をもらって収録しました。そして、読み終わると…

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樟次郎:なるほど~。「未知の読み物」を読むと主人公の心情に何らかの反応が起こるんですね。

長谷:はい。実はその積み重ねがクライマックスに関わってくるんですが、ネタバレしすぎてもいけないので、あえて伏せておきます。

 

【Chapter② 仲間との邂逅】

長谷:さて、この後桃太郎少年は「犬山佐助」、「サル吉」、「エール雉本」と出会います。

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詳細は省略しますが、先ほどの要領で各キャラが出すクイズに答え、新しい「未知の読み物」を次々にゲットします。

樟次郎:そして、いよいよ鬼ヶ島に上陸ですね。

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【Chapter③ 鬼との対戦】

長谷:島に着くと、鬼の親分のところへ通されます。

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話によると、「力も教養も人間より鬼が上」というのを世にPRしたいと考えた読書愛好鬼(3名)が今回の「文学クイズ対戦」を企画したようです。

その後、ルール説明があり、「3問中2問正解すれば桃太郎の勝ち」「負けたら鬼ヶ島図書館の地下書庫で一生タダ働き」ということが判明します。

 

樟次郎:犬・猿・雉は傍で見てるだけですか?

長谷:いいえ。親分が「助言だけならOK」と言ってくれるので、仲間たちも得意分野の問題についてヒントを出してくれますよー。

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お供からもらったヒントを見ながら相談中。

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樟次郎:学生さんたち、熱心に取り組んでますね。ああー、対戦の行方が気になるうぅ。

長谷:イージー設定なので楽勝でしたさぁ…一体どうなったんでしょうね。

 

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樟次郎:あれ、この場面は何ですか?

長谷:実は、文学クイズの後にも、村の運命を左右する選択や、自らの未来を左右する選択を迫られる場面があるんですよ。桃太郎はどのような選択肢を選ぶのか。そしてこの旅を経験した彼にどんな未来が待っていたのか――そこは参加してのお楽しみです!

 

【次年度は…】

樟次郎:あれ、そんなこと言っちゃってますけど、シラバスを見たら2019年度の「読書へのいざない」担当者の中に長谷先生の名前入ってませんよ…。科目内リストラか何かですか?

長谷:違います。他の担当科目との兼ね合いによるものです。でも、行事や体験授業等で、また桃太郎関連のことをお話させていただく機会があるかもしれません。それに、嶋崎先生、富田先生、田原先生はもちろん、この科目を新しく担当される中周子先生も、とても面白そうな授業を予定されていますよー!

樟次郎:「未知の読み物」の作品が一つひとつ光っていたように、担当する先生たちもそれぞれにこだわりをもって興味深い授業を準備されているんですね。

長谷:その通りです。

樟次郎:わー、また色々な先生にお話を聞いてみたいです。

長谷:ぜひぜひ。またいつでも遊びに来てくださいね。

樟次郎:はーい! ありがとうございましたー。

 

~長谷クラス③(後半)終~

 

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