みなさん、こんにちは。
年度末に慌てて今年度の『現代ビジネス論』のブログを書く越智先生です。
今回は、株式会社エストロラボ 代表取締役 東山香子(ひがしやま きょうこ)様にお越しいただきました。
(東山香子様)
株式会社エストロラボは、東大阪にある細穴放電加工(ドイツ生まれの技術で、機械で金属に穴を開ける仕事)の会社です。
放電加工とは、雷を落として金属を溶かすイメージだとか。
金属に穴を開けるためには、まず機械にセッティングしなければなりません。
平行や垂直度を機械で測ってまっすぐ置かないとうまく穴が開きません。これは人の手でないと微妙な差異が調整できないのだそうです。
創業2006年のエストロラボは、最初の6年間は、社員は女性だけでした。
女性が働き続けられる会社、継続雇用できる会社、社会問題を解決する会社を目指して今日までやって来ました。
しかし、多様な人生を歩む女性は働く時間が限られる場合があるため、取引先の要望と合わないことがあります。
東山様は、自分のプライベートを削ってこれに対応してきました。
会社経営は辛いことばかりでなく、嬉しい出来事も。
最近の嬉しい出来事は、社員から新プロジェクトの提案があり、人材が育ってきていることを実感。
お話しを伺った後は、「人生ワクワク度グラフ」を作ってみましょう。
縦軸が人生ワクワク度、横軸が年齢で、人生におけるワクワク度がわかります。
学生たちは、自分のこれまでの人生を振り返って、「人生ワクワク度グラフ」を作成しています。
お! 浮き沈みがあって、なかなかいい感じ。
ワクワク度が高いグラフですねぇ~!
(先生、写さないで下さいよぉ~!(笑)の図)
(で~きたっ☆の図)
時間の関係上、2名の学生にグラフを書画カメラで映して発表してもらいました。
(藤原千紘さん)
(林裕佳里さん)
東山様曰く、「このワクワク度グラフはいかにワクワク度が高いかが重要ではありません。
ワクワクより下から上に上がるときに人は成長しています。
ずっとワクワクでもないし、ずっと落ちているわけでもありません。
人と会社は上下を繰り返すのです。」
すごく良い言葉だと思います。
よく人間の人生は山あり谷ありと言いますが、人生は良いときばかりではありません。もちろん悪いときばかりでもありません。
人生は本人の受け取り方次第なのだと思いました。
東山様は、この講義でロボ型チャームを紹介されました。
仕事を用意するのが社長の仕事。新製品開発になればと、製作したそうです。
これ、ネジでできているロボットなんですよ。『エストロロボ』といいます。
エストロロボは、ロボの目、足と胴と頭、細穴放電で7穴をあけ、手作業でひとつひとつ組立てられます。
大きさ、わかるかな~?と思って、シャーペンの芯のケースを置いてみました。
ちっちゃな、しかし精巧にできているロボット、かわいいですよね。
東山様はご自分の帽子にアクセサリーとしてつけておられました。
東山様、ご多忙の中、楽しいグループワークおよび講義をしていただき本当にありがとうございました。
さぁ~て、来週の講義は???
日本政策金融公庫 東大阪支店の支店長 山下修様にお越しいただき、「Design your Mission~あなたのミライを考えよう~」についてお話しいただきます。
お楽しみにぃ~♪
[学生の所感]
女性経営者の視点で、新しい勤務形態で会社を経営したいという話を伺って変化する社会に合わせて、雇用形態を在宅でもできるように変えていくことは、すごく大切なことだと思いました。女性が活躍できる社会をつくるのは女性だということを感じました。自分で何か立ち上げるのはすごく勇気がいるし、行動力がないとできないと思います。人生の節目で、自分で決めて自分で行動されてきたからこそ、今、経営できる力があると思いました。たくさんのことに興味を持って、社会問題に目を向けることが大切だと思いました。人生を振り返ったときにこんなことがあったから今があると思える人生っていいなと思います。
今日、東山さんのお話を聴いていて、すごく人生を楽しんでいきているんだなと思いました。ワクワク度グラフでは浮き沈みがたくさんあっって、決して良いことばかりではないと思いましたが、沈んでいるときがあるからこそ良いことがあると何倍もワクワクして、私もそのような生き方をしたいと思いました。私の人生はまだまだ短いですが、書いてみるといろいろなことがあって、落ち込んだ時こそ頑張ろうと思えたり、その時を楽しんでいたと思います。その中でたくさんの人に助けられていたことも思い出しました。起業することに興味があるので、お話しが伺えてよかったです。
(ライフプランニング学科 人生のワクワク度が乱高下の越智砂織)
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