『本朝二十不孝』ワールド謎解きツアー~北条団水の華麗なる推理Ⅱ~〈前半〉

2018.02.27 国文学科

こんにちは。古典文学ゼミ担当の長谷あゆすです! 

今回も、秋学期に行った授業を振り返ってご紹介します。

 

国文学科の専攻科目文学作品講読(中世・近世)B」では、江戸時代に成った浮世草子『本朝二十不孝(ほんちょうにじゅうふこう)を読んでいます。毎回1話ずつ講義形式で読み進め、5話読み終えるごとに学生たちが考察シートを書いて、グループディスカッションを行います。

そして迎えた最終回――。

 

「よう、お前ら!」

「ワシや、ワシ!」

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突然教室に姿を現したのは『本朝二十不孝』の作者、井原西鶴でした。

「ワシの書いた『本朝二十不孝』、最後まで読んでくれてありがとうな! ところで、この授業、今日が最終回なんやて?」

やたらと事情に詳しい西鶴が、打ち上げをしようと誘ってきました。

 

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しかも、日帰りツアーに招待してくれるらしいです。

「どうします? とりあえず行ってみます? 楽しいとか言ってますし」

教員もわりと強引に参加をプッシュし、受講生たちをツアーへ誘導。

 

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スタート地点には、西鶴の弟子、北条団水(ほうじょう だんすい)が待っていました。

ここで、彼の回想がスタート。

 

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西鶴の死後、その自宅に住み込み師の遺稿を編集・出版していた団水。その合間に『本朝二十不孝』巻4,5を読み返していると、西鶴の霊が現れました。

(※下線部は事実ですが、それ以外の設定はフィクションです)

 

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団水は「遺稿集の出版ありがとう&お疲れ」のプレゼントとして、ツアーに招待されたようです。

 

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西鶴師匠の厚意に喜びつつも、単騎でのツアー参加に不安を隠しきれない団水。

 

「大丈夫や。『本朝二十不孝』に詳しい未来の学生も呼ぶさかい、いける、いける。」

「ワシ、いったん未来に寄って学生たち誘ってくるわ。前は先行って待っとけ!」

 

そう言ってタイムマシンに乗り込み、2018年の大阪へワープする西鶴。

彼が教室にやって来る前に、団水との間でこんなやりとりがなされていたんですね。

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こうして、団水と一緒にツアーに参加することになりました。

 

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と、傍にあった電光掲示板に灯油を愛飲する子どもが映し出されます。

そういえば巻3の4にこんな子どもが出てきましたね。

 

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旅の心得について一通り説明してくれました。各エリアでは、その土地の物語にちなんだクイズが出題されるといい、それに正解すると先に進めるようです。

 

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ここで西鶴がコワイことを言いだしました。

この『本朝二十不孝』ワールドは彼の霊力で創り上げた仮想空間であるため小一時間で消滅し、それまでにゴールしないと戻れなくなるのだそうです。

 

ざわ…ざわ…

 

案外平気そ不安げな表情を浮かべる学生たち。

「楽しいツアー」かと思いきや、実態は「さくっとクイズに正解して脱出しないとエライことになるツアー」でした。

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というわけで、ツアースタート。 いったいどんな旅になるのでしょうか?

続きは次の記事で!

 

※春学期にはこのゲームの第1弾にあたる「『本朝二十不孝』ゲーム~北条団水の華麗なる推理~」を実施しました。

こちらもぜひご覧ください!☞http://cheer.osaka-shoin.ac.jp/info/2017/08/post-641.php

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