秋期公開講座②~西鶴が描いた親不孝話~

2017.11.29 国文学科

こんにちは。古典文学ゼミ担当の長谷あゆすです。

11月25日(土)、秋期の公開講「大阪・上方の言葉文化」の第2回を担当しました。

今回は江戸時代に大阪で活躍した井原西鶴の浮世草子を取り上げました。テーマはこちらです!

 

「西鶴が描いた親不孝話~『本朝二十不孝』巻1の1を読む~」

 

『本朝二十不孝』は、文字通り日本各地を舞台にした20の親不孝話から成っています。

巻1の1「今の都も世は借り物」はどのような内容かというと……

 

大富豪の息子、笹六(ささろく)色遊びで金を使い果たすも、まだまだ遊び足りない。

そこで、“親が死んだら二倍の額を返す”という「死一倍(しにいちばい)」の借金をし、大金を入手する。

ところが、色々あってたちまち所持金ゼロの状態に。

うなったら遺産相続しかない……!!

そう考えた笹六は親父の早死にを祈り、調伏にまで手を出す。

そして、病に倒れた親父に「気つけ薬だ!」と言って毒を口移しで飲ませようとするのだが――!?

 

maki1-1.png

 

うっかり自分が毒を飲み込んで死亡するという、まさかの展開。

 

一通り読むだけでも楽しめますが、この話には様々な面白さが隠れています。

講座では、時代背景・先行作品との関係・西鶴の創作方法について解説しつつ、本文から読み取れる趣向についてお話ししました。

saikakukouza.JPG

 

沢山の方々が聴きに来て下さり、とても嬉しかったです。ありがとうございました!

 

この『本朝二十不孝』は国文学科の専攻科目「文学作品講読(中世・近世)」という授業でも取り上げています。☟こちらもぜひご覧ください♪

「本朝二十不孝ゲーム~北条団水の華麗なる推理~」

http://cheer.osaka-shoin.ac.jp/info/2017/08/post-641.php

 

さて、次回の公開講座は12月2日(土)、嶋崎さや香先生による「本と大阪」です。

どうぞお楽しみに!

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