『源氏物語』の作者は誰? --高校生むけ授業--

2017.10.23 国文学科

 

こんにちは。国文学科の中周子です。

 

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国文学科では、毎週1回、樟蔭高校生向けの授業を開講しています。

私が担当した授業の様子をご紹介しましょう。

今回は『源氏物語』について。

千年以上たっても、世界中で読み継がれている、まさに時空を超える名作『源氏物語』!

 

 

その『源氏物語』の作者は誰でしょうか?

もちろん、知らない人は、いませんよね。

そうです。紫式部です。

しかし、チョット考えてみて下さい。

どうして紫式部だと分かるのでしょうか?

教科書に書いてあるから。

あるいは、辞書に書いてあるから…。

ですませていませんか?

辞典で調べるということは、もちろん大切。

しかし、では、辞典を書いた人は、何を根拠にそう書いたのでしょうか?

それを考えるのが、大学での授業です。

 

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紫式部は、歴史記録には全くといってよいほど登場しません。

(「宮中で、為時の娘が取り次ぎに出て来た」とある程度)

そこで、注目されるのが『紫式部日記』です。

日記の寛弘5年11月1日の記事に、こんなことが書いてあります。

紫式部が仕えていた藤原道長の娘彰子(一条天皇の后)が、天皇の子供を出産します。

御子誕生の祝宴にやってきた藤原公任が、『源氏物語』を読んで作者と話したいと、

紫式部を探す様子が描かれています。

他にも『紫式部日記』には『源氏物語』の事が書かれています。

紫式部自身の日記によって『源氏物語』の作者が分かるのです。

ちなみに、11月1日が「古典の日」に制定されたのは、この記事によるもの。

受講生の感想は「『源氏物語』が世界中で色々なかたちで広まっていることに驚いた」

「千年間も読まれている理由をきちんと考えたことはなかったので、とても勉強になった」

「いつか本を買ってよんでみたい」等々。

世界最古の長編小説ともいわれる『源氏物語』

その魅力のほんの一部しかお話できなかったのですが、

皆さんとても熱心に聞いてくれました。(感謝感激!)

 

 

 

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