日本で唯一!? 文学バー「リズール」

2017.08.23 国文学科

創作表現コース奈良﨑ゼミの3年生と4年生は、6月と7月、2回に分けて、大阪中央区南船場にある文学バー「リズール」に行ってきました。

ここは知る人ぞ知る、芥川賞作家玄月氏プロデュースのバー。

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壁の本棚には2万冊の蔵書、さらにしばしば催される文学イベントなど、日本で唯一孤高の文学バーなんです!

入り口には大人の身長と同じくらいの、でかいペンが!

こんなサイズじゃ、十文字ほど書いただけで、今日の仕事は終わり、とか抜かす作家もいそうな……。

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実は3年生と行ったときは、私=奈良﨑は場所がわからなくて、10分ほど遅刻したおかげで、

看板やペンには目もくれず、ごめんごめんといいながら、階段を降りていったのですが……

「先生来るの遅かったから、しゃーなしに(看板もペンも)みんなで見てましたよ!」とゼミ生。

で、お店は地下。階段を降りていくと、なんかのオブジェが鎮座。

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正直、なんだかよくわからんのだが、まあいいや、ゲージュツってことで。

学生に聞いてもやっぱりわからなかったみたい。

店内の壁には圧巻の蔵書2万冊。

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カウンター上にも本が並んでいるのですが、その上にサンマが!

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もちろん生きちゃいません(死んでもいません)。

チャックが見えていましたので……

「ペンケース?」「オブジェ?」「眼鏡を下に置くって、どうなん、みたいな」「なんで眼鏡?」

と、学生の感想です。

Nさんは早速本を1冊引っ張り出して、中を開いていました。

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バーでこれ開く?

なんだか、胸がキュンてするんだけど。

壇蜜が憂い顔で朗読しそうじゃん!

 

そしてメニューに見入る学生たち。

頭上には誰かが頭をぶつけていた、和紙のしぶーい照明。

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みんなそれぞれ注文して、カンパーイ!

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で、私は腹が減っていたので、カレーを注文。

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なんでバーでカレーやねん的な微妙な空気を読んでしまいましたが。

いいやんか、関西在住の芥川賞作家吉村萬壱さんもおすすめなんだし。

もちろんバーですから、オリジナルカクテルがメニューを飾っています。

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学生たちに人気があったのは、吾輩は猫である、かな?

「味はどうだった?」

「美味しかった。甘くて、飲みやすかった」

「老人と海は?」

「味? 特に……お酒だな。さっぱりしていて美味しかった」

「老人は関係ない」

「作者は知ってるの? ヘミングウェイ」

「あー」(と微妙な反応)

下の写真の淡いピンクは、桜の森の満開の下?

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「ここのカクテル、酔うほどアルコール入ってた?」

「桜の~は、そんなにアルコールない」

「ちなみに桜の森の~作者知ってる?」

「えーとー」

「最近知らん人多いよね? 坂口安吾」

「ああ、安吾ね」

「坂口安吾って、どの作品がおもしろいんですか?」

「え?」

すっと作品名が出てこない。ボケてきたわけではなくて、実はあまりおもしろかった記憶がなかったりして。

いや、それはやっぱり記憶が消えていっているのか……。

 

で、これは、ヨギーミルク。

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「ヨギーって何?」

「いちごよーぐると」

「ああヨーグルトのヨギーね」

「美味しかった。いちごみるくっぽい感じ。そのまんまですね」

 

変わっているのはパンドラの箱(太宰ですね)。

これは、人によって中身が違うのです。

色合いとか味とか、当然違います。

4年生は3人がこれを頼んでいたのですが、注文した人を見て、玄月さんが雰囲気でカクテルを作るのだそうです。

こんなやつとか……

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こんなやつとか……。IMG_20170721_195422.jpg

写真にはありませんが、Maさんには何やら真っ白のカクテルとか。

でも、みんな遠慮してるのか、値段が怖いのか、あまり飲みませんでしたよね。

 

じゃあ、みなさん、一言コメントをどうぞ!

Tさん「値段がちょっと。私らの行くところとは金額がちがうんですよ。普段あまり高いバー行かないんで」

「枝豆が一番安いもんやったやろ? で、500円て……」

「大人はみんなこういうところ入るの?」

「行きつけの人は入るんじゃない」

「一人では行きにくいよ」

Tさん「好きな小説のタイトルを言って、それをイメージしたカクテルを作ってほしい」

「今度行ってそう言ってみたら?」

「ええー、絞め殺されますよ」

Miさん「トイレがやばかった。若干アート」

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「縦に長くって、便器が二つ並んでる!? 何のため?」

「両はしが鏡。自分が用を足してるとこを見るんじゃない」

「これ、カーテンは閉めるもん?」

「私は一応閉めた」

Miさん「お酒に果物とか入れてたらもっと綺麗になると思うなー」

Inさん「たくさんの本に囲まれ、ソファーに座ってまったり。桜の森の満開の下は、桜リキュールの色 が、キレイでおいしかったです」

Ikさん「原稿用紙にメニューが書かれていたり、文学作品からとったオリジナルのお酒があったり、なるほど文学バーだ……という感じだった」

Nさん「都会の地下の小さなバーの本棚には、本がずらり。本にちなんだオリジナルのお酒を飲みながら、たくさんの本に囲まれてお気に入りの一冊を見つけてください」

Tさん「誰かと一緒ならまた行きたい。イチゴのシロップや文学作品の名前のお酒が飲みたい」

 

ところで、みんな、玄月さんって知ってるの?

カウンターの奥の眼鏡の男性が玄月さんです!

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2000年度芥川賞受賞作家ですよ!

「なんて作品で受賞したんですか?」

「『陰の棲みか』という作品です」と私。私はちゃんと読みましたよ。

 

Oさん「うーん、なんか一人で行く勇気がない。行ってみたいけど、お酒の値段が高いので、2500円でお酒やおつまみなどがいただけるイベントに参加してみたい。本を持ち寄るイベントとかトークとか。一人だったら入りづらい。でも、楽しかったのでまた行ってみたい」

「けど、ゼミのメンバー全員で行くとしたら狭いよ」

 

皆さん、次は社会人になって、しっかり稼げるようになってから、行ってください。

こんな秘密の隠れ家的バーに案内してあげると、社内での株も上がるというもんです!

 

受験生の皆さんも、早く二十歳になって、一緒に行けるといいですね!

 

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