経済の国際化と多国籍企業@現代ビジネス論Vol.3

みなさん、こんにちは。

今年度も恒例の『現代ビジネス論』の第3弾をお届けしまぁ~す☆

 

さてさて今日は、ネスレ日本株式会社 税務部 部長 前田謙二(まえだ けんじ)先生にお越しいただきました。

 

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(前田謙二先生)

 

前田先生は、昨年もお越しいただき、多国籍企業の税務戦略についてお話しいただきましたが、今回は昨年とは違ったお話しが聴けそうですゾ(わくわく☆)。

 

今回は、1.会社の概要、2.外資系企業と日本企業との違い、そして3.ネスレ株式会社の戦略の3本立てです。

 

1.ネスレの会社概要

ネスレはスイスに本社を置く、食料品業界世界一の売上を誇る多国籍企業です。ネスレ日本株式会社は創業1913年、100年以上続く老舗企業です。

その他、ブライト(コーヒークリーム)、キットカット(チョコレート)、コントレックス(水)、モンプチ(ネコ大好き♪ キャットフード)など…。

ネスレがブランドに自社名を出さないのは、会社のコーポレートブランドを出さず、個別のブランド戦略を展開しているからです。

 

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(本日は、コントレックスをご用意しました☆)

 

最近の主力製品は、ネスカフェアンバサダー!!!

超音波で水を湯にして、蒸気で一気に抽出します。

コーヒーは空気に触れると酸化して味が落ちるため、泡で酸化することをカバーしています。

ところでみなさんは、ネスレがインスタントコーヒーをはじめて製品化したって知っていましたか?

1938年、大量にコーヒー豆を収穫し、余ってしまったコーヒー豆。

そのコーヒー豆から抽出した液体を熱風乾燥して水分を飛ばし、インスタントコーヒーに仕上げました。

 

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ネスレは、世界で888億スイスフラン(日本円で約8兆8,000億円)の売上高を誇る、押しも押されもせぬ食品業界ナンバー1の企業です。

 

2.外資系企業と日本企業との違い

外資系企業というと、学生たちは「英語ができなければいけない! 英語が苦手な私はムリだぁ~」と思ってしまいがちですが、実はそうではありません。

基本的に英語バカよりも仕事ができる人が採用されます。

決して英語を流暢に話す必要はなく、それよりも会社に対してどれだけ貢献できるかが重要です。

言語はコミュニケーションツールですから自分の言いたいことを伝えられればよく、それよりも日本人として日本のことを知っていてそれを外国人に説明できるかどうかが大事です。

実際、前田先生は外国人に説明できるように富士山に登頂したり、お寿司を自分で握ってみたりしたそうです。

また、外資系企業は日本企業と採用形態も異なります。

履歴書ひとつとっても、日本企業に提出する履歴書は学歴を最初に書きますが、外資系企業は「昨年、どこでどのような成果を出していたか」が問われます。また、自分は入社してどんな仕事ができるのか、どのような成果を出せるかが重要で、面接後にその人に合わせた給与の金額が提示されます(日本では中途採用時にこのような外国と同様の採用形態をとります)。

 

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3.ネスレの戦略

ネスレは現在、「生活の質を高めさらに健康な未来づくりに貢献する」というビジョンを掲げ、消費者に対して付加価値を与える事業展開を打ち出しています。

また、フェアトレードを意識した取引を長期的視点に立って考えています。

 

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これからのネスレは、「栄養・健康・ウェルネス」の3本柱企業を目指しています。

世界の人口増加に伴う水不足を解消するべく水を利用するすべての人が責任ある管理を行うことが必須であるということを強く認識して、持続可能な水資源の利用と管理の向上にも継続的に取り組み。水源地周辺の農業従事者に天然水資源の品質を保つ農法を奨め作物を買い上げるなどもしています。

ただ単に水を汲んで売るのではなく、ペリエのように、水と炭酸を分離し、再度充塡して天然水ならではの移り変わる濃度を一定に保つなど、科学技術を通過した製品を販売することにしています。

 

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ネスレも昔はアメリカの証券取引所に上場し、アメリカで多くの資本金を獲得していました。

しかし、アメリカの株主は、短期的利益を追求する傾向にあります。目先の利益より長期的プランに立って事業展開をしていきたいネスレの企業ポリシーに合わず、現在はスイスの証券取引所のみ上場しています。

企業のポリシーにしたがって、消費者自信が気づいていない欲しいものを開発して、ニーズのある製品を生み出していく。

まさにWin-Win関係を気づいていくのだとお話し下さいました。

 

前田先生、大変ご多忙の中、外資系企業と特徴、これからのネスレ戦略に加えて、就職に役立つ内容をお話いただき、本当にありがとうございました。

 

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授業が終わった後、学生から効果的なプレゼンの方法を尋ねられ、前田先生は「自分が伝えたいことを伝えるのではなく、相手が聴きたいことをプレゼンすること」と、学生に教えて下さいました。

 

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さぁて来週の授業は…?

NTT西日本 西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部の部長 遠藤晃男様にお越しいただき、「NTT西日本の新規ビジネスについて」お話しいただきます。

お楽しみにぃ~♪

 

[学生の所感]

前田先生のお話しされたエピソードや言葉の一つ一つが心に残り、MEMOをとる手が止まりませんでした。英語力がずば抜けて高い人=仕事ができる人ではないということや、”What can I help you?“のエピソードや、プロジェクトの始動をする際にまずやるべきこと、2.0のマーケティングの考え方と4.0のマーケティングの考え方の違いなど、今まで私にはなかった考え方を今回知ることができました。ネスレさんのブランド力の高さの秘訣は一つ一つの商品の存在意義を高め、目線を世界に向け商品を売り出していることだと感じました。本日は貴重なお話しをしていただきありがとうございました。ネスレさんにとても興味を持ったので、頂いた冊子を自宅で熟読したいと思います。

 

ネスレさんはコーヒーの会社というイメージを持っていたので、幅広いジャンルで商品を取り扱っていることに驚きました。ブランド名を押し出さずにさまざまなものを販売する会社もあるのかと思いました。外資系は英語ができなければならないというイメージがあり、詳しく知らなかったので、社内の雰囲気や採用についてのお話しを伺うことができてとても興味深かったです。食料品業界 売上1位というのも素晴らしいと思いました。ミロは、以前よく飲んでいて最近だと私のまわりではバレンタインのTwitterでのバーチャルチョコが流行っていて、私もそれに影響されマルイの限定店舗キットカットショコラトリーで購入したりしました。ぜひ来年もやってほしいです。外資系企業に関心を持つことができた講義でした。貴重なお話しありがとうございました。

 

(ライフプランニング学科 ネスカフェアンバサダーの越智砂織)

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