損害保険業界の現状と仕事@現代ビジネス論Vol.10

みなさん、こんにちは。

 

恒例の『現代ビジネス論』も第10弾と、2桁になりましたぁ!

 

パチパチパチ☆☆☆ (自分でブログ書いて、自分で褒めとこ!)

 

さて今日は、一般社団法人 日本損害保険協会 近畿支部 主査 二階堂公雄(にかいどうきみお)様にお越しいただきました。

 

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(本日の資料)

 

本日は、損保事業の趨勢、業界を取り巻く環境変化、および損害保険会社の仕事の3本立てです。

 

まずは損害保険業界についてから。

 

損害保険業界は、順調に規模を拡大してきた業界ですが、1990年以降は、保険の自由化、保険料率の引き下げ、長引く景気低迷等により、厳しい経営環境になってきました。

 

みなさんにとって、保険はなじみがないものですが、私たちの将来のリスク(危険)を軽減してくれる大切な役割を担っています。

 

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1955年当時は火災保険が約65%を占めていましたが、いわゆる「車社会」になってきて、1970年代からは自動車保険の割合が増加しました。

 

じゃあ、保険会社って安心やん?と思っていませんか?

 

自動車事故は、毎年数千件の割合で発生しており、保険金を支払う機会も増えるため、保険会社にとって、必ずしも喜ばしいことばかりではありません。

 

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また、近年の保険の支払い状況としては、2004年、台風16号、18号、23号等、自然災害による保険金の支払いが増加しました。

 

そして、記憶に新しい2011年の東日本大震災や、タイの大洪水で日本企業が大打撃を受け、保険金の支払いが急増した年もありました。

 

最近、よく耳にするようになった「ゲリラ豪雨」。 このゲリラ豪雨による被害に対する保険金の支払いもばかになりません。 これらは保険会社の決算(利益)に大きな影響を与えます。

 

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ところで、みなさんは損害保険代理店って知っていますか?

 

損害保険は代理店を介して保険会社と契約を結んでいます。

 

ではここでクイズ~♪

 

損害保険代理店とコンビニではどちらが多いでしょうか?

 

「そりゃ~コンビニでしょ! だって樟蔭のある河内小阪の駅前にも2つあるしぃ~。家の近くにもあるしぃ~。」

 

ぶうぅ~っ!(×ってこと) 残念でした。

 

コンビニは約5万店。 損害保険代理店は約20万5千店あります。

 

つまりコンビニの4倍ほどあるんですよ。

 

郵便局や銀行も損害保険代理店になっています。 意外でしたね。

 

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さて、損害保険といえば、自動車事故の他、自然災害に対しても支払われます。

 

今年4月14日に発生した熊本地震。 多くの犠牲者を出しました。

 

この熊本地震に対して、6月27日現在で、すでに約224,865件、3,285億円の地震保険金が支払われています。

 

2011年(平成23年)の東日本大震災では、1兆2654億円の地震保険金が支払われました。

 

関西に住む人にとって忘れることのできない地震は1995年(平成7年)の阪神淡路大震災ですよね。

 

授業で学生に、「阪神淡路大震災が…」と話をするときょとん!!!

 

そーだった…、今の大学生は、阪神淡路大震災のとき、生まれてなかったんだ…。

 

完全なるジェネレーションギャップ!!!(あうっ)

 

今の学生にとって震災とは、東日本大震災のこと。

 

東日本大震災なんてつい最近やーんっ!!!

 

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おっとっと…、話を元に戻して、1995年の阪神淡路大震災では、783億円の地震保険金が支払われました。

 

え? 意外に少ない???

 

そーです! そーなんです!! 当時は、こんな大震災に見舞われるなど思いもよらなかったので、地震保険に加入している人が少なかったのです。

 

この阪神淡路大震災以降、地震保険の重要性、必要性が見直され、加入者が増加しました。

 

そもそも損害保険の始まりは、14世紀に遡ります。

 

当時は航海が盛んに行われていましたが、航海技術が未発達だったため、多くの海難事故が起こり、その度に荷主は大きな損害を受けるため、これに備える仕組みが考え出されました。

 

これが海上保険の前身です。

 

なお、日本で初めて設立された損害保険会社は、1879年(明治12年)の東京海上保険(現在の東京海上日動火災保険)です。

 

なるほどぉ~! だから海上保険かぁ~!!(と、ナットクする私)

 

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この他、これから海外旅行に行く機会が増えるだろう学生のために、海外旅行保険の重要性についても説明して下さいました。

 

海外では、日本国内のように健康保険を使うことができない上に、治療を受けると高額の医療費を請求される国もあることから、海外旅行保険には必ず入っておくようにと。

 

事故はいつ起こるかわからないし、病気もいつ罹患するかわかりません。

 

ちなみに、今までの交通事故による損害賠償額で最高額は約5億円です!!!

 

自転車で人にぶつかってしまった場合でも、賠償金9千万円を超えるケースがあります。

 

みなさんが加害者になってしまったら…?

 

とてもじゃないけど、払えませんよね。

 

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(払えないピヨ…!!)

 

こういった損害に備える効果的な方法が、まさに『保険』です。

 

保険に入るということは、「安心を準備する」ということであり、保険期間を通じて十分な補償を得ることができます。

 

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(損害に備える方法は、保険! 宝くじ当選を狙ってもダメ(笑))

 

この他、二階堂様は、学生たちに就職試験のアドバイスもして下さいました。

 

1.履歴書は丁寧に真面目に書くこと。履歴書から面接が始まっていると心得よ。

 

2.第一印象がとても重要。面接は最初の3分間を大切にすること。

 

3.質問のやりとりにおいて重要なのは、中身のレベルの高さというより、面接官の質問に対して、的を射た回答をまとめて話せているかである。(できるだけ簡潔に話すこと)

 

4.面接はある意味で差別化を図るものであること。

 

5.模擬面接は本番と同じようにして行い、回数をこなして慣れておくこと。

 

非常に参考になるお話で、学生たちもMEMOを必死で取りながら聴いていました。

 

面接を受ける前に聴いておけてよかったね♪

 

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二階堂様、大変ご多忙の中、人生設計に役立つお話しをしていただき、本当にありがとうございました。

 

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最後は、保険のプロの神田先生が総括なさいました。

 

さぁて来週の授業は…?

 

ネスレ日本株式会社 税務部 部長の 前田謙二様にお越しいただき、「外資系多国籍企業の活動とキャリア」についてお話しいただきます。

 

お楽しみにぃ~♪

 

[学生の所感]

損害保険の会社が国内会社だけで30社もあるということを初めて知りました。損害保険は多様なリスクに対応したものがある中でも、昔は火災に占める割合が多かったのに対し、現代では自動車に占める割合が多いということがわかりました。保険も時代の流れとともにその中身が変化するのだと思いました。自然災害や事故に備えて保険に入っておき、リスク管理することが大切であることを改めて感じました。

 

損害保険会社と聞いて何か事故が発生したときに保険金を支払うというイメージしかなく、今日の授業で会社の仕組みや仕事内容を知ることができてよかったです。ただ、保険を売るだけでなく、個々の顧客の視点に立って、保険を販売する前に点検などの事故が起きないようにする方法を提案していることを初めて知りました。また、女性が活躍しているということで、CMなどを見ていると女性の社員の方が登場していることが多いなと思いました。本日は貴重なお話しをありがとうございました。

 

(ライフプランニング学科 越智砂織)

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