モノづくり×女性@現代ビジネス論Vol.7

みなさん、こんにちは。

 

毎回楽しみにしていただいている(と思っている)『現代ビジネス論』も早や第7弾でございます。

 

今回は、株式会社エストロラボ 代表取締役 東山香子(ひがしやま きょうこ)様にお越しいただきました。

 

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(東山香子様)

 

前回のブログにも書きましたが、大阪樟蔭女子大学がある東大阪市は中小企業数6,000社ほどで、モノづくりを支える企業が多く存在しています。

 

株式会社エストロラボも東大阪にあり、2006年創業で、金属加工業(金属に穴を空ける仕事)をしています。(創業当時は女性3人でしたが、現在は女性役員2名、女性社員4名、男性社員2名、アルバイト1名の9名)

 

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東山香子さん かしこい生き方のススメ

COMZINE by NTTコムウェア

https://www.nttcom.co.jp/comzine/no116/wise/index.html

第116回

「女性が働かないのはもったいないと思います。」

株式会社エストロラボ代表 東山香子さん

COMZINE 2013.1月号

 

また北欧雑貨もネット販売しています。なぜ、金属加工業が北欧雑貨?

 

それはこのブログを最後まで読んでいただければわかります~。

 

東山様は、学生たちにキャリアプランのグループワークを提供して下さいました。

 

まずは、A3の用紙を4枚くっつけて、70種類の職業を書いたカードをみんなに配りました。

 

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そして、そのカードに書いていない職業を、一人ひとつずつ提案してもらいました。

 

声優や、消防士、医師、言語指導者、宇宙飛行士、プログラマー、秘書などが出ました。

 

中には馬の調教師やグリーンキーパーなんかもあって、意外な職業を知っているなぁ~と感心。

 

でもその割に、肝心な職業が出てへんやん?

 

ライフプランニング学科が目指す職業…、それはファイナンシャルプランナー!

 

なんで思いつかなかったんだろう…?

 

まぁそれはおいといて…。

 

次に、東山様は、十字の線を引かせ、各チームで異なるキーワードを出しました。

 

Aチームは、人間とロボット、Bチームは専門的と被専門的、Cチームは若いと老い、Dチームは女性と男性、Eチームは単独と大人数。

 

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これを左右に書かせ軸とし、学生に職業を書いたカードを並べさせて考えさせました。

 

つまり、さまざまな軸で仕事を分けることで、職業に対する視点を変えるというものです。

 

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各グループ、楽しそうに相談しながらカードを並べていきます。

 

なお、縦軸は給与の線で、中心が月給50万円でした。

 

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「これは高給だよね~」、「これって単独でもできるかなぁ~」などと相談しながらカードを置いていきます。

 

中には…、

 

学生 「先生、キャディってどんな仕事ですか?」

 

私 「ファーーーーー!って言う人よ(笑)」

 

学生 「ん???」

 

私 「ゴルフのコースで一緒に回って、グリーンを読んだりする人。ただ、キャディバッグを持ってついていくだけちゃうよ。」

 

学生 「あ~なるほど!」

 

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学生たちは、たくさんの職業に感心しながら並べていました。

 

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その後は、他のチームを見て回り、自分たちとは違う軸での職業分類に、興味津々でした。

 

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できあがった職業分類を見ながら、東山様は、職業分類の中に「お嫁さん」というのがあって、女性には仕事を持たないという選択肢が潜在的にはあるが、男性にはそれがないこと、中には男性も仕事を持たないということも考えられるが、しかしそれはアウトサイダーであり、男性と女性の意識が平等になるのはまだ時間がかかるということ、専門性と高給は比例するが職業選択の幅が狭いことなど、それぞれの軸をベースにしながら、解説して下さいました。

 

しかしここで重要なのは、「人と接しない仕事はない」ということ。

 

仕事をする上で他人とのコミュニケーション能力は非常に重要ですよね。

 

みんな、アカデミックスキルズや基礎演習の重要さがわかったかな?

 

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(学生に解説中)

 

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(できあがったグループワーク)

 

さて、次のグループワークは、「ある会社の人事担当者になったつもりで、新入社員を選ぶときの指標に優先順位を付ける」というものです。

 

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まずは一人で考えてその後グループ(今度は2つのグループ)で優先順位を決めます。

 

ポイントは、グループで話し合うときは、必ず少数意見も取り入れること。(これ大事ですね)

 

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(楽しそうに話し合っています)

 

話し合いの結果、1グループは1位が志望動機の明確さ、2位が向上心の有無でした。

 

もうひとつのグループは、1位が明るさ元気さ、2位が志望動機の明確さでした。

 

東山様は、これにも解説して下さいました。

 

向上心や志望動機で、本人の「伸びしろ」を図るのだとか。

 

また、学生たちが選択しなかった家族構成や会社と自宅との距離にも気を配るとのこと。

 

子どもの年齢によって働く時間などが制限されたり、会社と自宅が離れていると、通勤費用や通勤途中の事故等にも配慮しなければならないからです。

 

また、子育ては、子どもの成長にしたがって将来が読めます(何年後には小学校入学など)が、介護は先(介護の終わり)が見えないものだともおっしゃっていました。

 

女性が働くということ、採用の難しさ、人材育成の難しさについて雇う側からお話し下さいました。

 

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女性起業家の東山様の話を真剣に聴き、学生たちにとって、雇用側の苦労や仕事に対する異なった視点について知ることができる良い機会になったと思います。

 

なお、株式会社エストロラボでは、「Nisse og Misse」(ニッセオミッセ 北欧雑貨のお店)を運営しています。

 

2006年に開業した株式会社エストロラボは女性3人でスタートさせた、金属加工業の町工場です。

 

2014年4月、8年間一緒に働いてきたオープニングスタッフが介護を理由に退職しました。

日本社会の課題として「女性が働き繋ぎやすい会社をつくろう!」と、育児しながらも働き続けやすいように、社内制度をいろいろと工夫してきた末の出来事でした。

 

介護が理由となると、その時点では継続雇用が出来ませんでした。

 

製造業で機械を扱う弊社では、機械のある工場まで出勤しないことには、仕事が進みません。

 

自宅でできる仕事があったら!!

 

「会社(工場)に行く」以外の働き方を作り出そうと立ち上げられたのが事業化の理由です。

 

Nisse or Misse.pdf

↑ 詳しくはこちら~☆

 

まさに女性社長ならではの視点で、それぞれの個人的事情に応じて働きやすい環境を提供する素晴らしい取り組みですよね。

 

東山様、ご多忙の中、楽しいグループワークおよび講義をしていただき本当にありがとうございました。

 

さぁ~て、来週の講義は???

 

コクヨ株式会社 会長室 課長 久田美香様にお越しいただき、「働く人・学ぶ人のKnowledge Work(知的活動)を豊かに」についてお話しいただきます。

 

お楽しみにぃ~♪

 

[学生の所感]

今日はいつもと違った講義で新鮮でした。70種類以上の職業を見て、自分がまったく知らない職業や、名前は知っているけど仕事の内容を知らないといった職業が多かったです。その時点で自分の社会を見る視野が狭いのだと感じました。私は人間とロボットに分ける作業をしましたが、ロボットでもできる職業が多く、将来的にロボットがメインになると考えると職業人口が減少すると思いました。就職活動が始まる前に今以上に職業について深く考えようと思いました。また、グループワークで初めて人事担当者の立場になって考えましたが、このグループワークを通して就職活動の際に何が重要なのか面接する側に立って考えたのは初めてで、就職活動のときに参考にしようと思いました。この授業は考えることが多く、自分の無知さで苦しみましたが、自分にとってとてもよい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

このグループワークを行って色々と考えさせられました。知らない職業もあって老若男女関わらず就業することができるのだと思いました。私は専門的か非専門的かで職業を分類しましたが、意外と難しかったです。芸能関係の仕事は専門的かといわれるとそうであるし、非専門的かというとそうとも取れます。新入社員を選ぶとき、このように考えると難しいと感じました。しかし面接をするときは明るさと元気さを重視したいと思います。今日のグループワークは本当に勉強になりました。

 

(ライフプランニング学科 越智砂織)

 

 

 

 

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